二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 時空心中。【イナズマイレブン・オリキャラ・同盟国募 ( No.4 )
日時: 2011/04/29 15:11
名前: 蒼月白星鏡 (ID: khxqjExY)

【最強姉妹】


















表世界中心大都市、「ルーセント」___



それを統一する一人の少女『時空未来』



彼女の目付け役『時空過去』



彼女は姉妹。



そして、



無敵である___










ルーセント城下町。



二人の少女が道を歩く。



「セラフィム様よ!」



「皆、道を開けるんだー!」



二人の少女の周りから人が退いていく。



「(やっぱり、しっくりこないな…
  国を統一しているだけで何故そんな敬わなきゃならないんだろ…)」



「(しょうがないわよ。貴女がこの国を統一するのにふさわしいのだから)」



「黙れ馬鹿」



「!?」



城下町にいた人々全員が驚いた。



確かに、時空未来はルーセントの中で一番偉い。



だが、時空未来と時空過去は姉妹。



実際には、過去は姉、未来は妹である。



しかし、未来はそんなこと気にしてはいない。



寧ろ、未来は過去のことを姉だとは思っていない。



敬う気持ち0(ゼロ)だ。



「大体、私は円堂達に逢いたいのに何で抵抗するの?
 私は此処の長。だから何?逢う権利はあるでしょ?」



「あのねぇ。幾ら長でも、その自覚というものは無いのかしら?」



「無いね。私は此処の住民として生きているつもりだ。長として敬われる覚えは無い」



「じゃあ、長としての自覚をもう一度、叩きこまなきゃいけないわねぇ」



「ああ、そうして貰おうか。丁度、馬鹿に甘えられて大切な事まで忘れそうになっていたんでね」



「じゃ、早速「遅い」



誰かが過去の肩をぽんと叩いた。



瞬きもしない内に未来は過去の背後に回っていた。



余りの速さに住民は驚くばかりだ。



「久々に一発殴ろうか「ちょっと待ったー!!!」



未来が殴ろうとした時、誰かが止めた。



「…しょうがない」



未来は殴るのを止め、深く溜息をついた。



「円堂、今日は良いけどこれから邪魔するのはやめようか」



未来の目線の先には、オレンジ色のバンダナがトレードマークの少年『円堂守』が居た。