二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 時は廻って、空は幻で。【イナズマイレブン・色々募集】 ( No.60 )
日時: 2011/04/29 17:19
名前: 蒼月白星鏡 ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)

【刹那殺人鬼】


















未来サイド。



「どうするゥ?女王様ァ」



「決まってんだろ、
























         『殺す』のみ」



未来の表情は怒りに満ちたまま。



「そうかい、そうかい。じゃあ、これでもか?」



指で音を鳴らすと男の背後には数千以上の怪物が一瞬で現れた。



怪物の足元には紫色の魔法陣。



「(召喚(サモンズ)か。使う奴は少ないと聞いてたけど)」



「これでも、殺すというのかァ?」



「敵が増えようが相手が強くなろうが関係ないね。『殺すのみ』、それだけだ」



「じゃあ、さっさと殺してみろよ!」



「…良いんだね?」



「あ゛?」



「そんな事言って、本当に良いんだね?」



「ケッ、負け惜しみかァ?」



その言葉を聞いた途端、未来は鼻で笑った。



「ッ!何が可笑しい!!」



「可笑しいからしてるんだけど」



「—————ッ! テメェら、やれェ!!」



男の荒れた掛け声とともに、怪物は動き出した。



その判断が、間違いだった。



「やるゥ?やられるのは貴様らだ、クズ共」



























「未来ー!」



「!」



背後からの元気な声。



振り返ると、円堂達が走ってくる姿が見えた。



無事だったからなのか、未来はホッと息をついた。



「未来、大丈夫か?」



円堂の質問に、未来は答えた。























「見ての通り、大丈夫だよ。」



              と。



紅く染まった顔からは、満面の笑みが見られた。