二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【稲妻短編集】君に中毒 ( No.3 )
日時: 2011/02/04 16:20
名前: MiNi (ID: AHLqKRWO)

今回は【〜双子の運命〜】で活躍してる歩雨でロココとの短編を書きたいと思います!

知らない人はそのスレを見て^^

まだ世界編が始まってないコトアールに居た小さい頃の物語。
若干スレのネタバレにもなると思います。

ロココ目線です!


*お姉ちゃんな存在*



僕は小さい頃は弱虫だった。

だけど、師匠のおかげで僕は強くなろうと決心した。

そして僕を応援してくれた子がいた。


「ロココ!もっと腰に力を入れて!」

「うん!」


タイヤを相手に僕がキーパーの練習をしてる隣で女の子がアドバイスをしてた。

水色の髪の女の子、首には十字架のネックレスをしてる。


名前は“歩雨”


だけどこの名前は偽名と、歩雨が話していた。

訳があり、小さい頃にコトアールにやってきたのだ。

その訳はどうしても教えてくれない。


「ねぇ歩雨、どうしてコトアールなんかに来たの?」


そう聞くと歩雨は意地悪そうに答える。


「ロココにはまだ早いの。その内話すかもね。」


笑顔な歩雨だが、どこか悲しそうだった。

何か思い出してるのかな?


「あ!それよりロココタイヤ!!」

「え?痛っ!!」


タイヤにぶつかりおでこに当たった。猛烈に痛い。

歩雨が救急箱を持ってきて、僕のおでこを触る。


「全く、これだからいじめっ子にいじめられるのよ!しっかりして!日奈乃に似てるんだから!!」

「日奈乃・・・?」


歩雨が知らない人の名前を言っていた。

すると顔を曇らせ、数秒するとまた笑顔になった。


「なんでもないよ!私が居なきゃロココは駄目ね。」


呆れた顔で僕を見る歩雨。


「ずっと居てよ、お姉ちゃん。」

「ずっと居るよ、弟。」



歩雨は僕にとってのお姉ちゃんな存在。



終わり