二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ONE PIECE〜そして全てが変わる〜(オリキャラ募集中) ( No.20 )
日時: 2011/02/19 13:52
名前: 高野 蓮 ◆nWrw0f942I (ID: aS9uLd49)

第8話〜初対面〜

さて、マリンフォードに到着した。
今は、センゴク元師の部屋にいる。
スティールはソワソワしていて落ち着かない。…まあ、当たり前か。
「おう、センゴク、邪魔するぞい」
「…一体何だ、ガープ」
センゴクさんも『何を持ち込んできやがった』
という顔をしつつも、ガープ中将を追い出す様子はない。
…考えてみれば、きっともう戦友と呼べるだけの相手も殆どいないのだろう。
この世界は過酷だ。一歩間違えれば、
英雄と呼べるだけの実績のある人間でさえ、簡単にあの世逝きだ。
きっとセンゴク元帥も、自分が出世しようが、
変わらず友人として接してくれる戦友の事を放っておけないんだろう。
そんな事を考えている内に、俺達の事についての説明が終わったようだ。
「つー訳で、こやつらを海軍軍人にしようと思うんで、階級やってくれ」
「…まったく、お前は…」
どこか頭痛をこらえているようなポーズだ。
こういう奴だというのは分かっているようだし、
すぐ立ち直っているし…ポーズとしてやってるだけかもしれない。
「まあ、いい。で?そいつは使えるのか?」
「おう、レンはここに帰ってくる前に、
七千万の賞金首を一対一で捕まえておったわい。
そしてスティールは残りに止めを刺していたようじゃ。
ま、まだ甘さがあるから、そこら辺は今後の課題じゃな」
「ふむ…よかろう、ならばレンは少尉、スティールは軍曹の階級を与えておく。ただし、しばらくは誰かにつけて研修だ」
…いきなり少尉と軍曹!?
と思ったが、一億で本部の大佐クラスが出張るとかいう話を思い出した。
また、この世界の様子からして、階級は相当大雑把だろう。
コビーやヘルメッポとて、次に出て来た時は下士官だ。
それも通常ならば、ベテランがなるような、
ある意味少尉以上に我々の世界ではなるのが困難な階級。
…要は実力次第なんだろうなあ、なんていい加減な所だ。
まあ、だからこそ力さえあれば、原作までに結構上まで行ける事でもあるけど。
ちなみに、現在は海兵服だ。正義のコートに関しては、
サイズの関係もあるので、明日支給だそうだ。
…というか、ぴゃっという間に決まったね!
当事者の自分置いてけぼり。
まあ、中将と元師の会話なんて割り込めなかったのもあるけど。

さて、『何か質問なり希望する事なりはあるか』との事だったので、
部屋と当面の生活費と、それに資料室の閲覧を希望してみた。
前二つはすんなり出たし、後半に関しても、
『思い出せる事がないか、年表とか地図とかを見てみたい』
と言うとあっさり許可が出た。まあ、閲覧許可そのものは低いけど、
見たいのは本当に年表とか地図とかなので、問題はない。
さて、こうして資料を確認しながら、これからの方針を考えてみる。
まず体を鍛える事は続行だ。
これまでの鍛錬で、六式も身についた。覇気も使えるようになった。
となれば、後はその鍛錬を継続すると共に、
悪魔の実の力を使いこなせるようになっていかないといけない。
ここで、自分なりの悪魔の実に関する考えを纏めてみようと思う。
  
その1、悪魔の実で生み出された力は、質量保存の法則を無視する。
これは、Mr.3のドルドルの実や、
赤犬大将の『大噴火』の技から予測される事だ。
彼らの生み出す蝋の量や、マグマの量は明らかに能力者の体重を超えているが、
彼らは平然と生み出している。
つまり自分次第で、大量の雪を生み出す事も可能と思われる。

その2、生み出された物質は操る事が出来る。
ドルドルの実もそうだが、ドクドクの実のマゼランも毒液で、
『毒竜(ヒドラ』なんて技を持っていた。
つまり、形状などを操って、操作する事が可能だという事だ。

その3、悪魔の実には『技』だけでなく『質』もある。
これは赤犬大将とエース戦から予測した事だ。
あの時、赤犬大将は自身の能力を『火の上位互換』だと言っていた。
だが、果たしてそうか?
マグマの温度は、興味を持って調べてみたのだが、実は案外低く、
800〜1200度程度。地球のコアで6000度程度と推測されている。
さて、火って、そんぐらいしか温度は上がらないだろうか?
んな訳ない。火も赤から青、白へと温度が上がっていけば、
その温度はマグマを越える。
実際、宇宙には万に達する温度で燃える星もある訳だし。
そう考えると、エースは能力を使いこなす為の『技』は磨いたものの、『質』を上げる事は怠っていたのではなかろうか、と推測出来る。
…とはいえ、これは責めるのは酷だろう。
普通の火でも十分攻撃力ある訳だし…
赤犬大将と遭遇するまではアレで十分過ぎる威力があっただろう。
でも、『質』を上げてれば、
返り討ちにあってたのは赤犬大将だったかもしれない。
とはいえ、エースは海賊だからなあ…
自分とはこのままいったら、敵対するんだよね。

その4、覇気もまた同じ。
覇気使いである白ひげ海賊団の隊長に赤犬大将が攻撃された時、
『厄介じゃのう』と言いつつも、首筋を斬られても平然としていた。
これから推測されるのは、覇気もまた量と質、
それに攻撃力が影響してくるんだろう。

その5、毒は普通に効く
これは言うまでもないだろう、ドクドクの実が実例だ。

…ガープがつれてきた新人が部屋を去った後で、当人に確認する。
「ところで、奴等は大丈夫なのか?」
「ああ、まだ何かありそうじゃが、悪人ではない。大丈夫じゃろう」
「何故そう判断した?」
「わしの勘じゃ!!」
「……」 
センゴク元師は頭を抑えた。
こいつの勘は恐ろしい程よく当たるからな…
真面目に調査してる方としては時折バカらしくなる事がある。
まあ、奴がそこまで言うならば、
海軍全体の不利益になるような真似はするまい…。