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はい３話＾＾


３話　ふわふわシャボン玉



朝食が終わった後、すぐさま女の姿に変わり真撰組の仕事をサボる。

今日は確か見回りとかなんだと近藤が言ってたから大丈夫だ。きっと・・・。


「はー。やっぱり女の姿の方が楽。」


まぁ、性別が女だから当たり前だけど。

優しい風が吹き、私のポニーテールの髪が揺れる。

遠くで少女がシャボン玉をしており、周りには風にふわふわ浮いているシャボン玉を見る。

すぐシャボン玉はぱっ！と消えて無くなるが、が少女は嬉しそうだ。


「消えて喜ぶなんて・・・世の中を何も知らなくて幸せそうだな。」


私もシャボン玉のようになりたい。

ただ風に浮かんでそれで消える。楽に消えたいな。


「あ！お父さん！」


少女がそう言うと、少女の父親が現れ、手を繋ぎ何処かに行ってしまった。


「私も、またお父さんって呼んでみたいよ・・・。」


顔を上げ、空を見る。

すると目の前でシャボン玉が通り過ぎていく。

何故だか立ち上がり、そのシャボン玉を追いかける。そんなつもりは無いのに。

シャボン玉はなかなか割れなく、何だか腹が立つ。


「そんなにしぶとく生きてぇーか？だったら死なせてやるよ。」


刀を抜き、シャボン玉を割ろうとする。

するとシャボン玉が割れ、目の前に男が現れた。死んだ魚のような目をした男。

私の刀は男の喉を数センチ離れている。このまま刺せば男は死ぬ。


シャボン玉はどうやら私をこの男に会わせたかったらしい。


悪い出会いだが・・・。



３話終わり

地味に長い気するｗ