二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】桜の約束 ( No.67 )
- 日時: 2011/03/08 19:30
- 名前: MiNi ◆L/NsWzLsGs (ID: NcVt2sWO)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
またまた更新!
8話 体の中の凶器
「咲羅、仕事だ。」
あの糞爺に呼び出された。もちろんの通り殺し屋の仕事だ。生憎銀時達は知らないがこれが本職だ。
糞爺は私の目の前で堂々と座り豪快に笑う。こいつの笑い声を聞きたくないから耳を塞ぐ。耳は腐りたくないからな。
「たくっ、失礼な小娘だ。良い女が勿体無いぜ。」
「早くしろ糞爺。依頼はなんだ?」
「くくくっ、相変わらず冷徹な女だ。依頼はあるお偉い方から来た。お偉いといっても悪いほうでな。」
糞爺は可笑しそうに笑い依頼書を私に渡す。そこにはとんでもないような事が書いてあった。
「真撰組のあの3人を殺せ・・・だと?」
「ああ。まさか殺せないのか?今まで仲良くしてたからか?」
確かに糞爺の言うとおりだ。殺せない。殺したくなんかない。
近藤や十四郎、総悟を私のこの汚れた刀で殺す。この汚い手が刀を持ってあいつらを殺す。
「勿論殺すよな?」
「これは・・・無理だ。」
「無理だぁ?ふざけんな!!今まで誰がここまで育ててやったと思ってるんだ!?」
糞爺は私の首を掴み吊り上げる。こいつのせいで呼吸が出来ない。苦しい。
今までこいつには感謝してなんかない。だって・・・だって___
———とう・・・ちゃ・・ん・・・
脳裏に血まみれの父ちゃんが映った。背中には短刀が深く刺さっておりそこから赤黒い血が大量に溢れ出てた。外は大雨。そして私の目の前で高らかに笑う糞爺。
腹から怒りと恐怖が込み上げてきた。そしてどこかがぷちっと何かが切れる音がした。
その瞬間もう体が言う事を聞かなくなった。
「・・はな・・・せ・・・。」
「あぁ?」
「放せっ!!」
糞爺を蹴り飛ばした。そして刀を抜き糞爺の首に近づける。
もうこいつを殺さないと私の体は止まらない。そう思った。
———こいつを・・・殺す!!!
「ああぁぁぁあああああああ!!!」
8話終わり
ついに咲羅が狂いだしたw