二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 最初の魔法 ( No.16 )
日時: 2011/02/19 23:53
名前: fate (ID: WSl7zu6B)

ジャパンエリア〜宿舎内〜

そのころイナズマジャパンのマネージャー陣は夕食を作り始める時間だった。

秋「じゃあそろそろ作り始めますか!」

そう言っている秋の横で冬花はキョロキョロとしており何かを探しているように見えた。

春奈「冬花さん?どうしたんですか?」

冬花「いえ、クリスさんがいないなって思って…。」

春奈「そういえばそうですねぇ…。」

そう言って春奈もキョロキョロし始めた。

秋「あぁ!クリスちゃんなら『外の空気吸いに行く。』って言って外に出て行ったよ?」

手を洗いながら秋が言う。

春奈「それなら私クリスさん呼んできますね!!」

そう言い残し春奈は厨房を出て行った。


春奈「えぇ〜っと…あっ!いたいた!クリスさぁ〜ん!!」

春奈はグラウンドの横にある森の少し奥にいたクリスを見つけた。

大声でクリスの名前を呼んでいるのにもかかわらずそれに気づいてない様だ。

「しょうがないな〜」と呟きながらクリスの元へ走った。

春奈「クリスさ…ん…?」

春奈が驚くのもしかたがない。

そこで春奈が見たのは現代の技術では作れないもの…空中に浮く半透明のモニター。

それを通じてクリスが誰か2人と会話しているところだったのだから。

春奈がすぐ近くにいるにもかかわらずまだクリスは気づいてないようだ。


クリス「リゼ姉、そっちはどう?」

リゼ「う〜ん?どうだろう??

   フィディオがちょっと動揺してたけど…大丈夫かな?」

クリス「そっか。ティファは?」

ティファ「こっちも微妙ね。ちょっと怪しく見られてるわ。」

リゼ「それより…魔法が使えそうな子はいた?」

物陰で3人の会話を聞いていた春奈は驚いていた。

『魔法』こんな言葉が出てくるとは思っていなかったからだ。

ティファ「ユニコーンは今のところ4人ね。マーク・クルーガー、ディラン・キース、一之瀬一哉、土門飛鳥ってところね。」

ティファが名前を言うとモニターにそれぞれの選手の顔写真が映し出された。

おそらく情報などが書かれた[個人データ]だろう。

リゼ「オルフェウスも4人だね。フィディオ・アルデナ、マルコ・マセラッティ、アンジェロ・ガブリーニ、ジャンルカ・ザナルディかな?」

クリス「イナズマジャパンは見事に全員魔力反応あったわwwwww」

リゼ「あちゃ〜。それは報告書作るの大変そうだね…。」

クリス「まぁいいわ。それよりそろそろ通信切るな。 誰かが見とるみたいやから。」

そう言いながらクリスは春奈が隠れている物陰に目をやった。

クリス「な?春奈ちゃん?」

春奈は冷や汗をかきながら物陰からでた。

クリス「さ。ご飯つくろか。皆のおなかすかせたら大変なことになりそうやしな(笑)特に壁山とかはwww」

春奈「へ?あ、はい!!」

そう言うのも当然だ。

極秘会議のような現場を盗み聞きしたにもかかわらず、のんきなことを言ってるのだから。

春奈はこのとき思った…

         『変な人』と…。

episode 4 〜end〜