二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 『曼珠沙華の花畑』 あかっちさんリクエスト ( No.66 )
- 日時: 2011/03/20 19:19
- 名前: 蒼月白星鏡 (ID: khxqjExY)
- 参照: 恋愛?書ける訳が無いと思って受け付けてますけど?(おま
窓から零れる星の光。
僅(わず)かで、誰も気付かないが、その輝きは本物だ。
そんな夜空の中、とある一軒家から、紙に鉛筆で書く音が聞こえる。
「円堂、また間違えてるじゃないか!これで38回目だぞ!!」
「…その前に、よく数えられたな、風丸」
風丸の言葉に、少女はツッコミを入れる。
少女の隣に居る少年は、面倒臭そうだ。
「勉強なんてどうにでもなれ「「お前の将来がかかっているんだ、もっと真面目になれ」」
冷たいツッコミである。
「…もうやめないか?」
「そんな訳できる筈無いだろ?茜が泊めさせてくれてるんだ、もう少しやるぞ」
「そうすれば円堂死ぬぞ」
円堂、と呼ばれた少年に目には、隈(くま)が。
「ッ… 咲乃がそう言うなら……」
少女は"咲乃"と言うらしい。
「あっ、風丸だけずるいぞ!」
「おい二人とも、言い争うな。
風丸、その呼び方はやめろ」
「…悪い」
どうやら風丸は、咲乃に弱い模様。
「ほら、名前で呼べって」
「…あっ、茜…」
風丸の顔が赤くなる。
「(無理矢理過ぎたか?)」
反省はしている様だ。
「でもさ、何で茜は「勉強会をやろう」だなんて言いだしたんだ?」
割って円堂が入る。
その質問に、茜は少し微笑みながら答える。
「…寂しかったんだ」
「「え?」」
「俺が捨て子ってこと、知ってるだろ?」
「「!」」
本来なら、自分の口から一番言いたくない言葉。
しかし咲乃は、サラッと何事も無かったかのように言った。
二人はその事に驚愕しつつも、表情は何処か暗かった。
「誰もいない、捨て子だから親がいないと馬鹿にされる。そんな中、お前達が『友達になろう』って言ってくれた。
その言葉が嬉しくって、嬉しくて、たまらなかった」
「「…」」
二人は黙るのみ。
「けれどさ、居てくれるのは嬉しいんだけど、ずっと一緒に居てくれないと、何処かに行ってしまいそうで、寂しくて、怖くて、どうかなりそうだった。
…だから、誘ったんだ」
そう言う理由だったのか、と円堂は何処か納得していた。
風丸は、そうだろうな、と当たり前のように捉えていたが、そんな自分が嫌だった。
「…誘って、悪かったな」
彼女らしくない謝罪。
表情も、らしくなかった。
「…」
「…」
「…」
そして、沈黙が流れる。
「謝るなよ」
円堂が、その沈黙を破った。
「俺は、お前といつまでも一緒に居るつもりだ。だから、えっと、その…」
次の言葉が見当たらない。
「俺が言いたいのは、
お前は"独り"じゃないんだ、ってこと」
「「!」」
彼らしい言葉だ。
それに続いて、風丸が言う。
「円堂の言う通りだ。そんなに俺達が信じられないか?」
微笑みながら言うと、咲乃も微笑み返した。
「さ、勉強会再開するぞ!」
「マジで?!」
「…お前のせいだからな、円堂」
「そんなぁ〜!」
_____なぁ、茜
_____お前は、俺達のことを、どう思っているんだ?
_____友達としてか?それとも、恋人としてか?
_____もし、お前が恋人として思っているのなら、
_____俺か、
_____アイツか、
一体どっちが好きなんだ_____?
教えてくれ、
俺が愛する人よ_____
≪星月夜 —どう思うかは貴女次第—≫
*Postscript(後書き)*
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
なんじゃこry(五月蝿くなるので自主規制
難かね、シリアスばっか書いてたからね、シリアスになっちゃったじゃねぇか畜生!(
あ、俺のよmエフンエフン茜ちゃんの設定は此方が決めさせてもらいました。
「_____俺か」と「_____アイツか」の部分は円堂と風丸どっちでもいいです、ハイ。
結論。
やっぱり私に恋愛は向いていなかった^q^
(投稿してから気付いた。トリップ消えてた… 本物ですので、ご安心を^^;)