二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Ep4 ( No.7 )
日時: 2011/03/06 12:12
名前: 蒼月白星鏡 ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)

「え…今、何て言ったんでヤンスか?」



「聞こえなかった?"星翔中"と答えたんだよ」



「此処が、星翔中…?!」



誰も想像はしていなかったであろう。



伝説のストライカーが孤児院に居るのだから。



「じゃ、じゃあ!此処に伝説のストライカーが居るんだよな?!」



「そうだ!お前、嘘ついたのか!!」



「嘘? …あぁ、あれか。確かに、僕はサッカーに興味無い。時空未来が"居た"っていうはここ最近知ったんだよ」



廻幽の言葉に、一同が反応する。



「居た…ということは、現在はいない、という事かしら?」



「そうですけど?」



「い、今も生きているんじゃないんスか…?」



「いいや、彼女は死んだよ。"親"に殺されてね」



「?!」



親に殺された。それは、"虐待"を示す言葉である。



一同が驚いている中、廻幽は淡々と話す。

























「時空未来が死んだのは中2になる前くらいって聞いたよ。
 生まれた直後に親は病死、知り合いに引き取られた。知り合いが親代わりになったって訳だ。
 最初は優しくなったんだけど、突如豹変しちゃってねぇ。彼女を痛めつけるようになった。だんだんエスカレートしていって、最終的には」



「…殺した、か?」



廻幽が喋り切る前に、鬼道が結論を言った。



その言葉に廻幽は首を縦に振った。



「酷い…!」



「それで、その知り合いは?」



「さあね。其処まで僕は詳しくないんでね。
   話は変わるけど、折角来てもらったんだし、学校見ていかない?」



「いいのか?!」



「そう。居ないのなら、




























             此処にはもう用が無いわ」



円堂が目を輝かす中、瞳子は冷静に言った。