二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: †BLACK†- REBORN!怪盗少年UP ( No.109 )
日時: 2011/04/03 01:30
名前: ちぃ ◆rNjnDbFHHA (ID: dRfQEy98)
参照: http://secret.ameba.jp/1014-tuna/amemberentry-10841215690.html

100スレ記念 【怪盗少年Ⅰ 始まりの話】






俺、沢田綱吉20歳は一応刑事をやってる。(新人だけど)


そんな俺は今ある人間を追っている。


まあ、言わないでも分かると思うけど、俺に追われる人間なんだから犯罪者なわけだ。


そいつは今時珍しい怪盗らしい。


らしいって言うのは実際見たことないから。聞いたことしか無いけどその怪盗は鮮やかな手口で世界各国の宝石を盗んでいるらしい。


しかも目撃した人は5人しかいないらしく、皆水色の瞳に闇夜の髪だったと言ったらしい。


そして皆それだけを伝えると狂った様に叫び出し、「殺される」と言いながら息絶えたらしい。


どう考えたっておかしい。


犯人を見ただけでそんななるのか?


そしてその怪盗、怪盗ブラックは日本にやってきたという情報が入ったので俺たち刑事は今こうしてブラックを捕まえるため全力を挙げて探してるわけなのだが…


「おい、ダメツナ。お前この資料2日前に頼んだっきり来ねぇんだよ。おめぇに頼んだはずだよな?」


今俺の目の前に椅子に踏ん反り返って偉そうに座る人物、俺の上司リボーンは俺を問いただす


「う"ッ・・い、いや!そ、それ、は…」


「前もって言っとくが言い訳は聞かねぇからな」


「うぅっ・・」


完全に逃げ道を無くした…マズイッ・・


そう、こんな状況に陥れば難しいこと考えて気を紛らわせようともするだろうよ。うん、つまりさっきのは現実逃避だ。


でもどうしよう・・完全蛇に睨まれた蛙の状態ッ!


「もし…万が一、無いとは思うが、出来てねぇなんてほざきやがったら…東京湾に沈めてやr「ひぃいいいいいいいいッ!!」


俺まだ20歳なんだぞ!?まだ家庭とかも持ってないのに、やっと夢を見つけたのに東京湾に沈んでさようならなんて冗談でも嫌だ。


よ、よし!ここは正直に謝ろうッ・・


「あ、あのッ!!」


俺が東京湾に沈むのを回避するため決心して言いかけると後ろから声が凜とした女の人の声が聞こえた


「おい」


後ろを振り返ればそこに立っていたのは俺より2こ下の黒雷 紅。
紅は俺の年下だけどしっかり者でやる事をこなすんで将来有望株だ。(そのうえあの綺麗な容姿ときた。)
そんな期待の星なのにこんなダメツナにも優しいいい子だ。


「べ、紅ッ?」


今来たら紅まで被害を被る。危ない。と目で訴えたが紅は困ったように笑うだけだった。


「何の用だ?てめぇも東京湾に沈めるぞ」


「リボーンがツナを面白がっていじめてるからだろう?ツナに頼んでた書類ッて言うのはこれか?」


そう言って差し出す


「…なんでお前がこれ持ってんだよ」


「ツナのデスクの上に放置されてたからな」


嘘だ。俺は書いた覚えも、置いた覚えもない。


「チッ…次やらかしたら太平洋に沈めるからな」


「は、はい…」


バタンと扉を閉める


そして俺は紅に聞いた


「な、なんであの書類ッ・・俺あんなの書いてないよッ…?」


「嗚呼、私が書いたからな」


「えッ!?」


で、でもその書類の事は紅には言ってないはずだ


「いつかいたのッ…?」


「今」


リボーンのデスクのある部屋をでて歩きながら自分のデスクに向かって歩くが歩くのを止めた


今・・・?今って言うのは・・nowってことか?


いやいやいや、それは・・・


「どうした?」


「あ、あの紅様…?;」


「ん?」


「今というのは・・nowってことで・・・」


「そうだが・・?」


「はぁあああああああああああッ!?」


ちょ、ちょっと待て待て!紅が頭いいッて言うのも知ってたけどあの量を今書いたって・・


「いや、正確には2時間くらい前からだがな。ツナがその書類任されてるって言うのはリボーンと話してるとき聞こえてな。そろそろリボーンからお叱りがかかると思って一応仕事の合間に書いていたんだが…役に立ってよかったな」


そう言って笑う紅だが合間に出来る量だったのかあれはッ・・


ていうか


「ご、ごめんね紅!おれ鈍くさくて・・」


「じゃあ、借り1つだな」


また紅は笑う


でも俺は知ってる。こうは言っても結局は返させてもくれないのだ


優し過ぎて困る


「ありがとうッ・・」


でも正直に嬉しい。今度御昼ぐらいおごろうと思いながらデスクに着く


「またリボーンに呼び出されたんですか?」


するとすぐに右隣りのデスクの骸から声をかけられる。


こいつは顔だけはいい。(まぢで顔だけ)性格見た目とは違いすぎるだろう。(詐欺と言っても良いと思う)
そんなに悪いのかって?


「やっぱりキミはダメダメなんですねぇ」


はい、全国の皆さんわかりましたか?これが六道 骸さんです。


いちいち聞こえるように言うなんて最低な奴


「五月蠅いね。咬み殺すよ?黙って仕事も出来ないわけ?」


そう言うのは俺の左隣りの雲雀さん。


とりあえずこの席位置をどうにかしてほしい。俺の最近のひそかな願い。


雲雀さんはキーボードに打ち込みながら話す


一方骸もキーを叩きながら話す


何だかんだで雲雀さんは助け舟を出してくれる。(たまに


良い人なんだと…思う・・(多分


「貴方に話しかけてないんですけど?」


「耳障りなパイナップルの声が聞こえたからついね」


そして2人は同時にデスクをバンッたたくと立ち上がり俺の後ろでにらみ合い


「今日こそそのツラ拝めなくしてあげますよ」


「そのイカレパイナップル頭刈ってあげるよ」


喧嘩という名の殺し合いが始まる


俺はというと止める気にもなれないで遠い目をしていると向かい側の紅に手招きされた。


「え?い、行っていいの?」


「嗚呼、勿論だ」


そう言ってほほ笑む紅に後光が見えたのは言うまでもないだろう。


そそくさと紅の隣に座る。


「ツナのデスクの位置も考えものだよな」


「ホントだよ・・俺そのうち喧嘩(という名の殺し合い)に巻き込まれて死ぬと思う…」


「そしたら墓参りちゃんと行くな?」


「いや、冷たくなる前に助けてよ…」


そんな雑談をしてるといきなりリボーンの部屋のドアが開いた


「うるせぇええ"ッッ!!てめぇらクビにすんぞ!?あぁ"ッ!?」


「これはですね、全て「パイナップルがやったんだよ」


骸が言いかけてる所に雲雀さんが口をはさむ


「っんの鳥頭ッ!何抜かしてんですかッ!!」


「何?文句でもある分け?」


また戦闘モード


「…てめぇら…太平洋に沈める」


後ろを見ればリボーンが殺人鬼の目で銃を構えていた


これにはさすがの2人も喧嘩をやめた


「つか、骸てめぇは情報はどうした!!聖架学園に行くんじゃ無かったのか!!」


「そうでした」


「そうでしたじゃねぇッ!!すぐ行けッ!!」


「はいはい。」


そう言ってめんどくさそーに出て行く。


「何?なんで聖架学園なんか行くわけ?」


「ブラックが…そこらへんに来たって言う情報が出てるんだよ」


「ブラックが?じゃあ、それはデマだね。アイツがそんな簡単に尻尾見せるとキミ思ってるわけ?」


「思っちゃいねぇさ。一応、な。何か見つかるかもしんねぇしな。」


「あっそ」


そっけなく雲雀はめんどくさそうに返事を返す。


「それに、他の奴を誰が咬み殺そうがどうでもいいけど、アイツを咬み殺すのは僕だ。」


そう言って雲雀さんも出て行く


時計を見ればもう仕事も終わりの時間だ


「じゃあ、私も帰るぞ」


「俺も!」


紅につられるように俺も外に出る。


でもなぜか骸が行った聖架学園は嫌な感じがする…


なんでだろう、でも考えるのもめんどくさくなって俺は考えるのをやめた


聖架学園に何があるのかも知らずに______


To Be Continued...