二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: †BLACK†REBORN!暴君による育成攻略本!3日目うp ( No.137 )
日時: 2011/04/08 19:33
名前: ちぃ ◆rNjnDbFHHA (ID: dRfQEy98)
参照: http://secret.ameba.jp/1014-tuna/amemberentry-10841215690.html

リク小説 【暴君による育成攻略本っ!】


育成4日目:パパの事をよく知りましょう。


昨日この家にやってきて知ったこと。


① ビン底の男の名前は黒雷 葵というらしい

② 小説家の蒼井 紅炉らしい

そして③は…









「葵どうしたんだ?」


「修羅場、ですよ」


「嗚呼…」


修羅場の葵に話しかけると殺される、ということ。


今誰も一階に近寄ろうとはしない


正確には一階の葵の部屋には近寄ろうとはしない


「今日で4日目か…葵が引きこもってから…」


「えぇ、中で何が行われているのか分かりませんが、キーボードを打つ轟音が響きわたってますよね」


「大丈夫なのかな…葵さん…」


私と骸と綱吉で一階のキッチンで朝食を作りながら言う


「ご飯も食べないで大丈夫かなぁ…後でおにぎり作っていこうかなぁ…」


コーヒーを淹れながら綱吉は言う


「にしても、あのドアの前の空気が淀んでますよね」


フライパンでスクランブルエッグを焼きながら言う


そうなのだ、今日はとても爽やかな朝なのだが葵の開かずの扉の前はどす黒いオーラが見える


「嗚呼、死んでなければいいんだが…そういえば、どうするんだ大学とか高校とか…」


「そうですね、学費も払えませんし、僕は働こうかと思ってますが…」


「だ、ダメだよっ!骸は大学に居なきゃっ!だって俺と違って頭いいし・・長男だし俺頑張って働くから…」


「綱吉…お前…」


長男、という言葉がここまで綱吉を縛り付けてたとは思わなかった…


「それでも足りないだろう…やっぱり私も…」


そう言いかけた時バンッ!とドアが開いた


「なんですかッ!?」


強盗かッ!?そう思った時女の声が響き渡る


「蒼井ぃいいいいッ!!!!早く出せこの野郎ッ!!!!」


思い切り入ってきた女は金髪ロングに紅い瞳のスーツ姿だった


そう言って葵の部屋に入ろうとしたときガチャ、とドアが開く


「蒼井ッ!!早くしろ!!もう締め切り過ぎてるんだぞッ!!」


ドアが開いたと思った瞬間人がバタンと倒れてきた


足元を見れば死体と化した葵がうつぶせになり倒れていた


手にはフロッピーディスク


女は死体と化した葵の胸倉をつかんで揺さぶる


「お前!!!遅いんだッ!!もう締め切り過ぎてるんだぞ!?怒られるこっちの身にもなれッ!!!」


そう言うと葵をポイ捨てし、ディスクを奪い女は颯爽と帰っていった


「な、なんだったんだ…今の…」


「分かりませんね…強盗、ってわけでもなさそうですし…一つ分かってることは葵が死んだということですね」


「葵さんッ!?」


綱吉が駆け寄る


髪もぼさぼさで眼鏡は相変わらずしていてよれよれだ


「と、とりあえず寝てくださいッ!!」


リビングのソファーに寝かす


「なにがあったんだ、あれ…」


「さぁ…小説書くのってあんな重労働でしたっけ…」


もう皆学校に行ったが、私たち3人はまだ色々落ち着くまで休むということになっている


あとニ階で寝ているシアも



「病院連れて行った方がいいのかな…」


「どうだろうな…」


「ていうかさっきの女性誰だったんでしょうね…」


そういえば。


とりあえず朝食を食べてこれからの事を話し合おうとして箸を置くが


ピンポーン


インターホンが鳴ったため玄関へ骸が向かう


戻ってきたとき後ろに居たのはあの女


「さっきの!?」


「すまなかったな…さっきは…」


女は椅子に座る


「さっきはとりみだして…蒼井があまりにも遅いから…」


なんか親密そうな感じの話し方だが…


まさか彼女とかか!?


後ろを向いて骸とひそひそ話す


「お、おいッ・・まさか彼女とかじゃないよな・・」


「はぁ!?まさか、あの男がモテそうには見えないですけど…」


確かに…


「だって別に顔がいいわけでも「そうか?」


骸が話しかけると女には丸聞こえだったらしく話しに入ってきた


「アレの顔が悪いか…ふふっ・・・まあ確かにお前ら兄弟みんな顔いいしな」


「あの・・貴方は葵の一体…」


「あ?あぁ、私は蒼井の担当のヴィクトリカだ。」


…やっぱり彼女じゃないのか


「コイツいつも締め切りぶっちぎるからこうして回収に来るわけだな」


「ご苦労様です…」


「ま、蒼井も生きてるみたいだし今日は帰るか。あ!そう言えば、明後日直木賞授賞式があるからって言っておいてくれるか?」


「わかりました!」


「お邪魔したな」


バタンと扉が閉まる


「なんか…私たち何も葵の事知らないよな…」


「まあ昨日からお世話になってますしね」


そんな話をしていると葵が目を覚ました


「こ、こ…」


「目覚ましたんですか!!」


「リビング…僕…小説…」


「ちゃんと提出してましたよッ!!」


綱吉はやっぱり面倒見が良くてよっぽど心配だったようだ。


「そう、ですか…とりあえず、お風呂入ってきます…」


そう言えば四日間入ってないんだったな・・