二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: †BLACK†REBORN!暴君による育成攻略本!3日目うp ( No.145 )
- 日時: 2011/04/10 00:02
- 名前: ちぃ ◆rNjnDbFHHA (ID: dRfQEy98)
- 参照: http://secret.ameba.jp/1014-tuna/amemberentry-10841215690.html
リク小説 【暴君による育成攻略本っ!】
育成5日目:睡眠はしっかりとりましょう。
兄さん…
なんでそんなに悲しそうに笑うんです
なんで離れて行くんですか
どこに
行ってしまうんですか______
いくら手を伸ばせどもこの手が何かをつかむ事は無く
ただ空を仰ぐ
この手は何のためにあるのだろう
何も掴めやしない手なんて僕はいらない
届きはしない声なんて僕はいらない
大切な人の元へ行けない脚なんてあっても意味はない
唯のお飾りに興味はない
そうだ、いつだっただろう
こんな気持ち前にもあった
「ねぇ、兄さんはなんでそんなにいつも幸せそーなの?」
「んー?うん、そうだねー…守りたい人がいるから…かな?」
「守りたい何かがあったら幸せなの?」
「そうだね、傍に居るだけで幸せかなぁ…」
「ふーん…僕にはわからないなぁ、だって大切な人ってどこからを言うのか分からないし。血のつながりを言うんなら父さんは僕の事なんてどうでもいいだろうし…」
「…どこからか…かぁ…昔から葵は難しいこと考えるよねぇ」
そういってやさしくほほ笑む兄さん
「だって基準がないと分かんないじゃん!」
「そうだね、でもきっとそう言うのは家族で決まるものでも、誰かに決められるものじゃないと思うな」
「じゃあ、なんなの?」
「うん、直感?」
「…兄さんからかってるでしょ…」
「ちょ!ほ、本当だって!!この人だ!って思う人が葵にもきっといつか現れるよ…」
「そうかな?それが大切な人?」
「うん。ずっとそばで笑っていてほしいって、たとえ手が届くことが無くても、声が届くことが無くてもそれでも幸せになってほしいって思う人こそ大切な人だと兄さんは思うな・・」
そんなの
「それじゃあ僕もう要らないや」
「え?」
「だって大切な人は一人いれば十分だもん。あんまり居過ぎたら失った時悲しみが倍になるだけだし。
僕には兄さんがいたらいいよ」
「…葵…そうだね、葵も俺にとって大切な人の一人だよ。だから俺は笑ってきゃね」
「兄さんは消えないの?」
「うん!葵が泣かないように俺は絶対に消えないよ」
「…泣かないもん…」
そして兄さんは消えた
悲しみを残して
大切な人を失った悲しみは人数なんかじゃ決まらない
1人でも100人でも悲しいのは悲しいんだ
悲しいという兄さんが教えてくれた全てを塗りつぶす感情
大切な人
兄さん
俺にはもうそう呼べる存在は居なくなってしまった
貴方は言った
ずっとそばで笑っていてほしいと、たとえ手が届くことが無くても、声が届くことが無くてもそれでも幸せになってほしいと思う人こそ大切な人なのだと
それじゃあ
「・・いっ!…葵ッ!!」
目を開けるとそこは何時ものリビングで
「僕・・」
「あのまま寝てたんだ…」
目の前には紅と綱吉と骸、それから起きたのだろう、シアがいた
「そうですか…」
起きれば頬を伝う水
この年になって夢で泣くなんて…
「大丈夫ですか、葵さん・・」
心配そうな綱吉
「いたいんすかぁ・・?」
泣きそうなシア
ふと、夢を思い出した
大切な人って言うのは誰なのか
兄さんが残した唯一の財産、それもあるけれど
それじゃあ
この悲しみという色あせた世界から僕に手を伸ばす存在も
大切な存在と呼んでもいいのかもしれないと思った______
ΨあとがきΨ
えー、意味わかんないですね←
解説いたしますと、今回は葵の過去と夢の話ですね
葵は本当に兄が好きで、大切な人だとおもっていて、死んだ今誰も大切な人がいない。と思っているんです。
でも夢の中で兄の言葉を思い出して、悪夢から救い出してくれる黒雷兄妹も大切な人と呼んでもいいのではないのか。というそんなお話です←
むずかったし、意味分かんないしすみませんでしたっ!(逃
ps.シアの事を葵がまだシアと呼んでいるのはまだあまり絡みがないからでこの後しっかりシーちゃん(ww)と呼ばせていただきますのでw