二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: †BLACK†REBORN!暴君による育成攻略本!4日目うp ( No.205 )
日時: 2012/06/10 15:38
名前: ちぃ ◆rNjnDbFHHA (ID: JbPm4Szp)
参照: http://secret.ameba.jp/1014-tuna/amemberentry-10841215690.html

200スレ記念 【怪盗少年Ⅱ 謎のお隣様】



「ここが聖架学園ですか」


一人、学校には似つかわしいスーツ姿で学園の前に立つ男


六道 骸


それが彼の名だった


骸は容姿が端麗(ようは女受けがいい顔なのだが)だったためよく女性を相手にする仕事をしていた。そんな彼が何故聖架学園の前にいるかというと理由は一つ、ブラックの情報を聞き出す為であった。


顔がいいだけに下校で目の前を通る女たちはみな彼を見て騒ぐ


「聞き込みして早く終わりにしましょうか」


そう呟くとちょうど目の前を通った少女を引き留める


「すみません」


引き留められた少女はビクっとする


「は、はいっ?」


「僕、こういうものですが」


そういい警察手帳を見せる


「ここら辺で黒髪、水色の瞳の青年見かけていませんか?」


そう、ブラックの情報はそれだけなのだ。漆黒の髪をもち水色の瞳を持ち、世界中の宝石を盗んでいるクレイジーな奴


少女はそれを聞くと何処か落ち着きなく「見てないっす!」そういい走って行ってしまった


「見てない…ねぇ」


そう呟き骸は口元を弧に歪ませた


ブラックをこの手で捕まえるその時を思って_________





丁度同時刻、綱吉は馬鹿でかいマンションの前にいた


理由は一つ、運なんてものはパンのカス程もないこの少年のアパートが先日火事により焼けおちてしまったからだった。


彼、綱吉の同僚でありよき理解者の黒雷紅は金持ちだった。そりゃあもう凄い。


そんな心やさしい少女黒雷紅は綱吉に家を貸してくれたのだ。最初城のような豪邸一つを貸すと言われた時はさすがに青ざめて拒否したのでマンションを貸したのだが・・・


「あ、はは…高級マンションの最上階とか…場違いすぎて泣けてくるよ…」


そうなのだ、このマンションは普通のマンションではなく所謂「高級マンション」なるものだった


しかも綱吉の家はその中でも最上階48階の2つしかない家のうちの一つなのだ


「いや、何日か経ったけどなれないなぁ…」


そう言いながらカードキーで部屋を空ける


すると昨日までは一人でこの階に住んでいたのに隣の家に入居者がいることに気がついた


「あれ・・・?誰だろう?」


こんなマンションに住めるくらいだからダンディなおじさんとか?


「まあ、あとであいさつしにいこう・・・」


とりあえずお腹がすいてるからお腹を満たそう、と高級マンションに似つかわしいコンビニ弁当を持ち家に入る


丁度テレビを見ながらコンビニ弁当を食べ終わったころピンポーンとチャイムが鳴った


「っと、はいはい!」


ガチャリとドアを開けるとそこには黒髪の青年がいた


「こんにちは、僕隣に引っ越してきた白鳥 葵(しらとり あおい)です、よろしくお願いします」


そう言ってほほ笑む青年に目を見開く


この青年がお隣?


この家は普通の学生には借りれるようなところではない


そう不審に思いながらも「こ、こちらこそお願いします!」


そういった


ふと見上げた先のほほ笑む彼の瞳は黒かった__________


To Be Continued...