二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: †BLACK†REBORN!暴君による育成攻略本!4日目うp ( No.209 )
- 日時: 2011/07/26 20:30
- 名前: ちぃ ◆rNjnDbFHHA (ID: dRfQEy98)
- 参照: http://secret.ameba.jp/1014-tuna/amemberentry-10841215690.html
第14夜 【レベルC】
レベルC(一般の魔物。意思もあり生活も普通にこなす。大半の魔物はこれに属する。)
前回から少し時間が空いたので今までのあらすじ
沢田綱吉はごく普通のダメ中学生。そんな綱吉はある日金髪の少女ヴィクトリカに出会う。
その少女は自分を人間ではないヴァンパイアだという。
最初は信じられなかった綱吉も下級怪物のキラを見てその話を信じる。自分と自分の仲間を守ってもらう代わりに血の契約をヴィクトリカと結ぶ。
数日たった後ヴィクトリカと血の契約して人間から不老不死になった姉弟、黒雷 紅、葵と出会う。
こんなとこです←
じゃあ続き行きます
「最近変な事件多いですよねぇ」
唐突に発せられた葵の一言
ここは夕方のヴィクトリカの部屋、最近はツナとヴィクトリカ、葵、紅で集まることも多くなってきた。というか、2人がヴィクトリカに会いに来るのだが
「うん・・・そう言えば最近は悪質なのも多いよね」
「嗚呼、今日もニュースで”残虐性の高い殺人”とかやってたぞ。…にしてもにしても、ここ数日の殺されている人数は異常だ、なぁ?ヴィクトリカはどう思う?」
紅は紅茶を椅子に座って啜るヴィクトリカに話を振る
「…確かに、ここ数日で殺された人数は約10人。あくまでこれは報道されている人数だから実際はもっといるだろう。もはや異常だな」
「じゃあ!また魔物が!?」
「おそらく、な」
「やっぱキラ…」
そこまで言ったツナに葵が「違います」と口をはさむ
「確かに奴らが人間界に放たれているのは事実ですけど、最近のは”死体が残ってる”でしょう?」
「え?」
「キラは吸血鬼のなりそこないって言うことは言いましたよね、つまりです。奴らはあくまで捕食のために殺してる訳です。せっかく殺した食料を残すはずがない」
それを聞いてツナは青ざめる
「そ、か…」
「おい葵、ツナはそういう話苦手なんだからな?」
「分かってますよ、姉さま」
となると新たな疑問
「じゃあ…誰が…?」
「さぁな、でも一つ言えることは人間ではないということ、だ」
「ヴィクトリカは目星は立っているのか?」
「まぁ、大体は付く」
しかし、と彼女は言う
「それが本当にあたっているならば、これは我々だけでは手が足りないな」
「じゃあ…」
「嗚呼、他のマテリアルを呼ぶ」
「えー…」
「文句言うな」
「はいはい、女王さま」
「今日中には来るだろ」
「え!?」
ツナがそれはムリだろう、と声をあげる
それを察した紅が言う
「私たちは異界に移動できるドアを持っているんだ。」
「あ!じゃあ最初にキラと戦ったとき使った扉って!」
そうだと頷くヴィクトリカ
「まあそういうことだ今日はもう帰れ」
「嗚呼、じゃあな!」
「お邪魔しました」
マテリアル…どんな人がくるんだろう…
***
疲れた…
僕は自分の部屋に戻ってくるなりベッドになだれ込む
「またアレが来るってことは疲労が増えますね…いや、アレは悪魔界だから外されたんでしたっけ」
ふと窓をみると
少女が覗き込んでいた
「…何も見てない」
葵はカーテンを閉める
バンバンを窓を叩かれる
その音を聞き紅が来る
「な、なんだ?!大丈夫か!?」
「あー!はいー!なんでもないですー!!」
大声をあげ不自然だったかもしれないが紅は「そうか?」といい下に降りて行った
「…なんで貴方がここにいるんですか…"アリス"」
渋々窓とカーテンを開け放つ
「マテリアルで集まるって聞いたから来てあげたんだけど!」
アリスと呼ばれた少女は窓から不法侵…お邪魔してベッドに座る
「貴方悪魔界のマテリアルでしょう…なんでここにいるんです」
そう、悪魔界のせいでこんなことになっているのだ。
姉さまはそんなことは無いとは思うが天界のジジイ共に見つかれば何をされるか知れたものではない
最悪、殺されるだろう
「だって別に悪魔界とか関係ないし、アタシはアリスだし、それ以外のなにものでもないよ♪」
アリスらしい答えだと苦笑してしまう
「悪魔はいいですね、自由気ままで。いや、それは人間も天使も悪魔も神でさえも同じですかね」
「葵は違うの?」
お菓子をむさぼり言う
「僕らはその自由を手に入れるために戦ってるんですよ」
「ふーん。まあどうでもいいけどさ☆」
「…空気嫁(ぼそっ」
「ま、そういうことで明日には顔だすからよろしく〜♪」
「帰れ(ぼそり」
「なんか言った?」
「いえ、ではお帰りください^^」
「なんかウザいんだけど♪」
なんだかんだで帰したが、アリスならまだしもアイツが来たら…
「考えるだけで嫌になりますね…」
そう思いついたとこで僕は考えることをやめて眠りに落ちた