二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: †BLACK†REBORN!!第23.5夜UP☆ ( No.357 )
- 日時: 2012/09/11 19:13
- 名前: ちぃ ◆BtgqVElJ1I (ID: z5ML5wzR)
- 参照: http://x110.peps.jp/kokyon7314/free/?cn
第24夜 【Dark Side】
「レリエル!こっちみてみろよ!!すっげぇな!!」
「ルシフェル!あんまそっちいくとあぶないぞ!?」
「いいからこっちきてみろよ!」
「うわぁ!!ほんとうだすっごくきれいだ!!」
「へへへ!おれたちふたりのひみつのばしょだ!」
「うん!」
***
「___様」
僕を呼ぶのは誰だ
「___様!」
「ルシフェル様!」
「!!」
「ルシフェル様…大丈夫ですか…お疲れのようですが…」
「いや…大丈夫だ…今は何時だ」
「今はカシオペヤ座の時刻です」
「そうか…」
「寝ていらっしゃったのは5分ほどでしたよ」
「…」
「どうかなさいました?」
「…今度からは起してくれ」
「かしこまりました」
「では」と言って召使は出て行った
あたりを見回せば明かりは壁に掲げられた三つ又の先に灯った蝋のみだ
辺りは暗く静まり返り全面ガラス張りの窓からの月光が青白く僕と部屋を不気味に照らし出す
深紅のベルベットに金の装飾の施されているソファや同じくベルベットの深紅のカーテンや天蓋が付いているベッドは豪華なだけで虚しいばかりだ
カチ カチ と静かに時計は時を刻みきっと長い針が上に来るころにはボーン ボーンと時の流れを知らせるのだろう
「久しぶりに嫌な夢を見た…」
昔の夢だった
まだ世界が一つだった時の夢だ
そして僕の前世の記憶
「許してなるものか…今まで我らを嘲てきた者たちに報復する時がやってきたのだ…」
月は満月で天高くそびえる
「この世界が終ったときこそ眠りに落ちることができるのだから…」
コンコンと暗闇に響くノックの音
「入れ」
「アルマロス様が到着いたしました」
「入れろ」
ガチャン
「ルシフェル様ご機嫌麗しゅう」
「手始めにお前が行くのか?」
「えぇ、ワタクシ一人で奴らなぞ全滅して見せましょうぞ」
「できるものならな…」
「お任せくださいまし。まさか天使のワタクシが敵だとは思わないでしょう」
「ヴィクトリカはキレる奴だ、気をつけろ」
「でわ」
するとアルマロスは風の如く消えてしまった
「さあ…開戦だ__」
ルシフェルは勝利の時を思い笑う