二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: †BLACK†- REBORN!第8夜ⅡUP ( No.45 )
- 日時: 2011/03/10 21:05
- 名前: ちぃ ◆rNjnDbFHHA (ID: dRfQEy98)
- 参照: http://west7496.blog25.fc2.com/blog-entry-91.html
第9夜 【派遣】
階段を下りるとスーパーの袋を持つ母さんがいた
「あら?その可愛い女の子は…」
「この子はヴィクトリカで・・え、ッと…その、住む場所に困ってて・・・」
「あら!そうなの!困った時はお互い様だものね!今日からこの家に住むといいわ〜!またにぎやかになるわね!」
「あ、あはは・・・」
わが母ながらこの寛大な心にほれぼれする
「ありがとう」
「いいのよ〜!こんな可愛い女の子なら大歓迎だわ!」
やっぱり言うと思った言葉を呟きながら母さんは台所に向かう
「じゃあ、夕飯になったら呼ぶね。」
「嗚呼…綱吉、洗面所はどこか教えてもらっていいか?」
「あ、そこを曲がった門だよ」
「すまない」
洗面所に入っていくヴィクトリカ
顔でも洗うのかな?ま、いっか…
洗面所に入ったヴィクトリカは洗面台に栓をして水を溜める
ある程度たまったところで右手で風を扇ぎ水面に波紋を創る
すると水面に2つの影が映る
『遅いじゃないですか、ヴィクトリカ。僕待ち飽きちゃいましたよ』
「すまないな、立てこんでいたんだ」
『別に僕は良いんですけど、姉さまを待たせるのはいかがなものですかね』
「悪かったって…お前の姉は?」
『姉さま、ヴィクトリカがよんでますよ』
『ヴィクトリカ!遅いから心配してたんだぞ!?』
「お前もか…悪かった…」
『いや、無事ならいいんだが…どうしたんだ?』
「今日並盛でキラが出た」
『『!!』』
「どういうことか…わかるな」
『いよいよ動き出したってわけか。』
『んで、応援に来い、と?』
「嗚呼、こちらもちと手がなりなくてな。まだ本格的な動きはしてないが、境界の門番がいない今、何がこちらに来るか解らないからな。」
『解りましたよ、行けばいいんでしょう?明日にでもあいさつしに行きますよ。』
『そうだな、ヴィクトリカの周りにいる人間で今戦える奴は私たちくらいだからな』
「いや、綱吉も戦える」
すると水面越しの影はハッ、と嘲笑う
『たかが世界一のマフィアのボス如きが?大抵の人間は何者であろうとバケモノ見れば泣きだしますよ』
敬語の割には毒舌な言い草
「どうかな・・まあ、確かめに来ればいい。早めにきてくれ」
『嗚呼』
『解りましたよ。ったく、貴女とあんな契約しなけりゃ…』
影のブツブツという声がまだ響いているうちにヴィクトリカは栓を抜く
水を抜き終えると
「奴らも来るとなるとこれまた忙しくなるな…」
【「奴ら」が来るまであと19時間】