二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

ごちゃまぜmix!! =銀魂×デュラララ!!×オオカミさん= ( No.7 )
日時: 2011/03/17 16:35
名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: M2PWxqO6)

「涼子さん、昨日は当番だったのに来れなくってすみませんっス!!」

登場早々、亮士くんは謝罪の言葉を述べた。
理由は昨日、御伽銀行の受付当番が1年生だったのに、雪女さんに留守番的なものを頼まれて参加できなかったからだ。

「いや、昨日は一件しか依頼来なかったし、問題ねぇーよ」
「それに、涼子ちゃんと2人っきりになれましたし、むしろ、有り難かったですの」

事前に言ってありましたし、大神さんからもりんごさんからもおとがめは無いようですね。
りんごさんの理由が少し可笑しい気がしますが、それはスルーしましょう。

「依頼来たんっスか?」
「はいですの。 今日から本格的に動く予定ですの」

りんごさんは亮士くんに説明を始めた。

「依頼は1年生の女の子から来たもので、折原臨也とかいう人を探して欲しいっていう感じですの」

りんごさんの大まかな説明を亮士くんは数回頷いたり相槌をいれながら聞いていた。
依頼主の名前がないのは、作者が面倒くさがったわけじゃないんですよ? 本当です。 信じてください。

「折原臨也? 変わった名前っスね」

まぁ、確かに『臨』って書いて『いざ』って読む人はあんまりいませんよね。

「私たちもそう思って学園のデータを調べてみたんですけど、該当する生徒は卒業生にもいませんでしたの。 ちなみに、信憑性は薄い情報ですけど、21歳だそうですのよ」
「つまり、そう簡単にはみつからねぇーんじゃねぇーかっていう訳だ」

そりゃ、一般人で21歳(仮)って言ったら膨大な人数がいますからね。

「とは言っても、ここにいても始まらないですし、今は御伽花市にいる可能性が高いようなので、出かけてみましょうですの」
「だな」
「了解っス」

* * * * * * * * * * * * * *

「折原臨也? 誰だ、そりゃ」

銀さんは買い物途中に何故かヅラさんに出会い、『折原臨也』という人について聞かれました。
ここ、伏線なので重要ですよ〜。

「なんでも、凄腕の情報屋らしくてな。 エリザベスのなかのオッサンの影の正体について尋ねたいのだ」
「本体だろ」

ついでに言うと、それは情報屋に聞いても分からない情報だと思ったのは作者だけじゃないはずです。

「そんな訳なんだが知らないか?」
「話聞けや!! しかも、なんで情報屋についての情報を俺に聞いてくるんだよォォォ!?」

ヅラさんがあまりに話を聞かない為、銀さんが地団駄を踏みながら大声で叫んだ。

「知らぬか……。 ならば、万事屋のオーナーとして『折原臨也』を探す依頼を受けてくれないか?」
「報酬は?」

ヅラさんの依頼という言葉に反応して、銀さんが即座に報酬の確認に入った。 現金すぎはしないでしょうか?

「見つかれば3万円は約束しよう」
「その依頼、是非受けよう!! キャッホーイ!」

予想以上の金額に銀さんが狂乱乱舞する。 道行く人がチラチラと見てきていることを気にする様子もありません。

「今は御伽花市というところにいる可能性が高いらしい」という情報だけ残して、ヅラさんはその場を立ち去った。

「さぁ、荷物おいたら、すぐに行くか」

銀さんもそう言って、万事屋の方へと歩いていった。