二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン☆大好きな、君だから☆ ( No.76 )
日時: 2011/08/24 13:28
名前: みかん (ID: JJibcEj3)

第六話:再会。
「「え…。えええええええええええええええええええええええっ?!」」
冬花と秋は2人揃って奇声を上げた。今の自分たちの様子が、普段の落ち着きようからは何億光年もかけ離れている事は分かっている。そしてココでこんな大声を上げてはいけない事もよく分かっている。更に言えば、早く部屋に入って身支度を整えなければあっという間に集合時間になってしまう…というのもよくよくよく分かっている。
ーでもっ!だけれども〜!!
同室者、雪城紅葉。
見間違えるはずがない。人違いでなければ、それは間違いなくあの紅葉の事だ。以前冬花の恋が実る前に、彼女と彼女の姉である和葉と3人で、守が好きだという気持ちがかちあった事がある。最終的には冬花が選ばれて2人ともそれを祝福する電話をくれたが、そこに行きつくまではかなり手強い恋敵だった記憶があるあの紅葉だ。
いやでも人違いかもしれないし!とかぶりを振るが、冷静に考えてみれば雪城なんて苗字は滅多にいない訳で…。

ーと、未だ困惑中の冬花の横に誰かが立った。
ちらりと視界の端に入ってきたウェーブのやや赤っぽい茶色の髪。そして止まった瞬間ふわりと香る金梅草の香には不思議と自然に連想させる人物がいる。そう、その人物こそが今まさに冬花が困惑する原因となった少女…。
「紅葉さん!!」
「何よアンタ今日は少し煩いじゃないの。しばらく見ない間にキャラが変わったのかしら?」
勝気で計算高く高飛車なお嬢様、雪城紅葉である。