参照1000突破記念短編「星空観察」——星空は嫌いだ。昔のことを、思い出してしまうから——私が彼にそう言って、誘われた天体観測をキャンセルしようとした。星は嫌いだ。人のことを知らずに、キラキラ光り続けるから。いくら言っても、どうせ耳を傾けるなんてしてくれないんだろう?そんなのわかってるさ。でも知っててほしい。「私は、星空が嫌いだってこと。」