二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 螺鈿細工の黒十字 イナズマイレブン二次創作 ( No.39 )
日時: 2011/04/14 20:34
名前: 水野ミミ (ID: xBFeLqnd)

第七話 5月15日 放課後 6時14分
(半田side)

部活の時間が終わり、今は皆で片付けをしている……はずだ。
目の前を木野や円堂が通り(数個のボールを持ちながら)俺自身もボール運びをしている。
ただ。
何故片付けるべきボールの数が減らないかというと……。

「何でお前はボール運ばねぇんだよ!」
「だって、転がっているボールは50個前後。さっき私はその1/5の10個を運んだし。」
「木野だって円堂だって半田だって運んでるだろ!」
「じゃぁ何故お前は運ばないんだ?」

……と、いつものごとく始まったあの2人(シオンと染岡)の喧嘩のせいだ。
今は染岡が蹴ったボール(籠にしまったものが大半)をシオンが素手で止めている(×∞)状態だ。
どうやら染岡は、自分が蹴ったボールがすべて止められることに腹を立てているらしい。
って、そりゃそうだよな。
GKじゃないはずのシオンに、FWの自分のシュートが止められれば、それはそれで腹が立つだろう。

「半田君、とりあえず減らないけど、片付けないと、増える一方だから。」
「あぁ……ごめん木野!」

そう答えて、俺はさっきの作業に戻った。

ちなみに、全ての作業が終わったのは、始めてから34分後。
家に帰ったら、まず親に叱られました。

って、遅れたのは俺のせいじゃねぇって!
叱るなら、染岡とシオンを叱れぇぇぇっ!!