二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 桜。 どうぶつの森桜と夢の桜村だより。 ( No.6 )
日時: 2011/02/19 20:59
名前: 謎 ◆cbg6W7jf.E (ID: CW6zBFcM)

二話『魔法界』

桜は不思議な空間を飛んで、魔法界に来た。

「……はぁ」

桜は溜息をついた。

「どうしたんだ??桜。」

今のは信徒。ていうか本名神斗。通称信徒。あだ名はシン。

「シン……私人間に見られた」

すると大きな声で信徒は言った。

「ハァ!?魔法使いが見える人間ッ!?」

「しっ。静かに。」

桜は小さな声で言った。

「不思議だよなぁ。仕事終わったら見に来るぜぃ。じゃあな!!」

信徒は走って人間界への扉へ行ってしまった。

「……さてと……私も……」

桜も人間界へ行く扉へ入った。

『キィィィ……ガチャ……』

扉が静かに音を立てた。

そして、透明になって外へ出て、そして見えるようにした。

「……久しぶり、あんたと話がしたかった。」

「あたいはいつも元気だからね。ずっとここにいるよ。」

〜数時間後〜

「じゃあ……」

「うん。」

見知らぬ者は去ってしまった。

「さーくらちゃん!!」

「わッ!!」

いきなり桜の後ろに誰かが呼んできた。  夢だった。

「桜ってこの子?かっわいーー!!あたしももこ!」

「僕ビス!!よろしくねぇ。」

夢はビスとももこを連れてきたのだ。

「……よろしく」

桜は静かに言った。

「あれ??嬉しくないの??」

「ベッ……別に……嬉しくなんかない。」

(これがツンデレか??)

夢はそう、考えた。

「そろそろ帰るねぇ!ばぃばーーい。」

「じゃあーーね!!」

ビスとももこは帰ってしまった。

「ねぇねぇ、桜ちゃんの家見せて。」

「別に……」

桜は言い間違えてしまった。本当は普通の人間は魔法族の家に入ってはいけないのだ。

「ここよ……」

「あ、結構近かったね。じ「駄目ッ!!!!!」

桜はやっと気づいて叫んだ。

「何で??」

「駄目なの……」

「じゃあ誰にも言わないからッ!!」

「……いい」

桜は許してしまった。

『ガチャ……キィィィィィ』

ドアの音が静かに鳴った。

「……!!!」

「ッ……」

二人は言葉が出なかった。

(なんで桜の部屋には本が沢山!?浮いてるのもあるし……しかもなんか魔法界とか書かれた部屋もッ……)

(普通の人間には見られてはいけないのに……どうして……)

夢ははっきり言った。

「ねぇ……なんで本が沢山あって、少し浮いてるし、しかも、魔法界があるしッ。どうして??」

「分かった。説明する。」

「私はここの村の守護魔法使い。魔法界から来たの。ここの村を守るために来たの。ここの気候があたたかくて、桜がたくさん咲いているのは私がやったの。ここにある本は全部魔法の本とか。……これで分かった?」

夢は少し息を止めたが、理解したようだった。