二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 薄桜鬼——薄紅桜ニ誠ノ旗ヲ。 ( No.37 )
日時: 2011/03/16 17:23
名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)
参照: http://id55.fm-p.jp/371/10squalolove/

015【平々凡々な日常その二】—ひかりside—


全く、とんだ勘違いをされたものだ。
あたし等は遊んでただけなのに何故GLという思考に行くのやら。
うん、亜美だから仕方無いか。

千鶴ちゃんは斎藤さんの巡察に行っちゃったし、亜美は沖田さんと遊んで——ぇえっ!?
何であの二人遊んでんの!?

「……もういいや」

ずーんと落ち込みつつ、部屋を後にする。
目指すは……誰かの部屋。

「何やってんだよ、ひかりちゃん」
「あ、新八っつぁんじゃん」

あたしに声を掛けてきたのは新八っつぁんこと永倉新八。
二番隊組長で、筋肉さん。あ、違う、三馬鹿。

「亜美と一緒じゃねぇのかー?」

あれ、亜美を呼び捨て?
どんだけ仲良いんだ三馬鹿と亜美は!一体何をやらかしたのやら。
大体検討は付く、どうせ酒飲んだりふざけたりだろ!

「うん、亜美はどっか行っちゃった」

さっきまで沖田さんと居たのに、また消えやがったあんのオタク。

「珍しいな、亜美が何処かへ行くなんてよ。…まぁ良い、それより何で一人なんだ?珍しい」
「千鶴ちゃんは巡察、亜美は居ないし、……そりゃ一人にもなるでしょ」
「………そうかそうか、ひかりちゃんも苦労してんだなあ……」

正直に言わせて。
新八っつぁん、きもいし、ついでに言えばお前は苦労掛けてんだろ!

「何やってんだぁ?新八にひかり」
「「左之さん!」」

うお、はもった!!
現れたのは、亜美をぶら下げてる左之さん。

「おー、新八っつぁんにひかじゃねぇかー」
「何で亜美が居んだ!!」
「説明すりゃ長くなるぜ?」

是非説明してください。
そう言えば、左之さんは苦笑を浮かべてぶら下げている亜美を地面へと下ろす。

「あー、…隠れ鬼の手伝いだ」
「隠れ鬼ィ!?」
「何だ、またやってんのか」

意味がわからないあたしに、新八っつぁんが説明。

「実はな、総司と亜美でよ、毎日のように隠れ鬼やってんだ」
「何でも、体力向上身体能力向上らしいぜ?」
「……沖田さんが鬼なの!」

にへへと笑う三馬鹿。うん、平助君居ないしこの三人こそは三馬鹿で良いか。
面倒だしな。

「……捕まっちまえ!!」

それにキレたあたしの怒声が飛ぶまで後10秒。



(偶にはこんな日も良いじゃない?)
               (ふざけんな…亜美の野郎……!)