二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FINAL FANTASY X ( No.3 )
日時: 2011/02/23 12:10
名前: リル (ID: USKm1lhL)

序章  小さい夢


「私ね、夢があるの。召喚士になりたいの!」

まだ、幼くて無知な私はそんな夢を抱いていた
人々は、それを聞くと微笑むの。悲しむんじゃなくて幸せそうに微笑むんだ
その笑顔が幸せそうな笑顔が私は大好きだった
それ故に『シン』が大嫌いだ
『シン』は私たちから大切なものを奪っていく。
『シン』が生まれたのは千年前、千年前は"ザナルカンド"という機械仕掛けの大きな街があった
ザナルカンドに住んでる人は、すべての生活を機械に任せて遊び放題

それがきっと『シン』を生んだんだ
でも、決して千年前の人が悪くない。仕方ないけどやるせない
人々は罪を償えばいつかシンは消えるっと言ってる
はっきり言って私は消えないと思ってる

でも、信じたほうが希望もあるし
決して絶望はしないよね


もちろん、今も昔も私は召喚士になることは諦めてない
幼いころは、シンを倒してみんなと笑いあうんだって思ってた
だけど、成長して本当のことわかったら
召喚士になることを躊躇しはじめてる、覚悟がないからだよね
だけど、諦めたくないんだ
召喚士になれば、シンを倒せる、ほんのひと時だけど
それでも、みんなの笑顔消えてほしくないから——……