二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FINAL FANTASY X ( No.6 )
日時: 2011/02/26 23:47
名前: リル (ID: yjY9NVuD)

第一章 「見知らぬ世界」

一話 −十年まえー

初めてその人に会った
その人は、陽気に笑う。その人はいう"こことは違う世界から来た"と
もちろん、それを聞いた人たちは信じなかった
きっとこう思ってたちがいない"シンの毒気"にやられたんだと
シンの毒気は、シンに近すぎた人に掛かる一種の病気
一部の記憶が消えたり頭が混乱するらしい

その人は「ジェクト」っと名乗った
私は、ジェクトの話を信じていた。何故だろうかよく分からない
だけど、この人はうそはつけないって知ってる気がしたから
ジェクトは、不安な顔はしない
明るく振舞っていつも笑う、なぜ笑う?——
見知らぬ世界ならとても不安なはずなのに、

まだ、幼い私。召喚士になることを夢にみていた頃
いまも見てるけど
覚悟がないのは事実だ
ジェクトは、ある日ガードになることになった
腕はそこらにいる兵士より強かった。
ガードは、召喚士を守る人のこと。名前のとおり
だけど、ガードは強くなくちゃ駄目
ジェクトは、強かった

「シンとかショウカンシとかよくわからねぇーが。俺が戻れる方法があるかもしれねぇ。ちょっくら行ってくるわ」
そういって、旅立ったのを覚えている
そのとき、私の隣で「お父さん、がんばってね」っと涙を堪えてる少女がいた
青と緑のオッドアイが印象的だった
「泣いちゃ駄目だよ、君のお父さんはみんなの希望になるんだよ?誇りに思うのが当然だよ」
少女のお父さんは、ブラスカという召喚士
今では、シンを倒した大召喚士ブラスカ 
だけど、シンは復活する
何度でも、シンが復活するためには少し時間が掛かる
その間のことをみんなはナギ説と呼ぶ

唯一、平和な時間
それを作ってくれる"召喚士"それは世界 スピラにとっては希望の光
少女は、「うん、そうだよね」
っと言って力強く笑った

「ねぇ、貴方名前は?」
私は尋ねた

「ユウナ」
優しく少女は答えた









—Everything ends by the start dream because of the dream—

      全ては夢から始まり    夢で終わる


—The cogwheel of the name of your fate begins to get wrong—

   君の運命という名の歯車は    狂いだしている