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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: レッドレイヴン 『題名募集中』 ( No.17 )
- 日時: 2011/06/10 21:28
- 名前: 妹 (ID: rGbn2kVL)
- 参照: http://6023.teacup.com/mei1130/bbs/t7/l50
第四話
「あー、お前が襲ったのは覚えてるな??」
「・・・?」
「アンナさんは重傷を負ったそうです。」
モニカがカルロに続いて言う。
「僕は何のことだか知らない。それより任務にいかせて。」
僕は立ち上がり、ドアを開けて出て行こうとした。
「おいおい、四番目・・まぁ待て。お前に今は任務はない。」
「貴方の代わりに、二番目が任務についています。」
「本当ならお前にでてほしいところだが・・・昨日のことでマフィアが活発に増えだした。」
「もちろん、スキャッグスもです。」
「・・・じゃあ、僕を早く任務に行かせてよ!!!待ってられない!」
アンディは机を叩いた。
ばぁん!!
机の上のペンは、音をたてずに落ちてゆく。
「僕は行く。じゃあね。」
「待ちなさい!まだ、出してないですよ!判定書・・」
「気分転換に、外でも散歩してくるよ。」
バタン。
ドアが静かに閉まった。
「四番目が外を散歩するとは珍しい・・・」
「そうですね・・やはり彼も気にしているんでしょう。」
「アンナ・・だっけ?まぁ、知り合いらしいしな」
「彼も、人間ですからね。」
「はぁ・・・ギロチン持ってくるの忘れてた。」
道の真ん中でため息をつくと、ふらふらと歩き出した。
「・・・・アンナ。」
また、ひとつため息をついた。
「あれ、ここどこ??・・まぁいいや。いつか着くだろうね。」
ふらふら、と。
アンディは歩いていった。
その歩む先が、
あんな事になるとは、わからずに。
ただ、ふらふらと、歩を進めていくだけだった。
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