二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: レッドレイヴン−Red Raven− 『題名募集中』 ( No.20 )
- 日時: 2011/06/12 19:50
- 名前: 妹 (ID: rGbn2kVL)
第五話
いつの間にかアンディは、暗い路地裏へと入っていた。
「へへへ。鴨が来たぜ。」
「金目のもん、置いてけやぁ!!!」
いきなり、男たちがアンディにスキャッグスを持って飛び掛ってきた。
どうやらモニカの「スキャッグスが増えた」というのは、本当らしい。
「僕はお前らに構ってる暇はない」
びゅおん!!
ギロチンは、スキャッグスを切り刻んだ。
かのように、思った。
すると、アンディとはまた別のギロチンが、スキャッグスと男を切り裂いていた。
叫ぶ言葉さえ、許されずに倒れる男たち。
その場に降り立つ、赤いコート。
(・・・RedRaven!?)
「・・・・こんなとこに、なんでいるの?僕の仕事でも邪魔したいの?・・・市民はここに来ちゃいけないんだよ。」
(・・・・・!?!?!?)
「な・・・!!」
アンディは、驚いた。
だってこの赤いコートは、全く、
自分と同じ姿をしていたから・・・・・・・
「まぁ、早く帰りなよ。見たところ十代って感じだけど・・・・・・!?」
アンディを見るなり、その男は飛びのいた。
「僕の真似・・・!?偽者だよね」
「君がでしょ。僕は四番目の執行人、アンディ」
「カルロにいわなきゃ。」
「いい加減真似やめたらどうなの?もうばれてるよ。いくら僕を偽ろうとも無駄。」
「ちっ。」
舌打ちを鳴らすと男は飛び上がった。
「あひゃひゃぁ〜!執行人一匹退治ぃぃ!!!」
「なっ!?」
いつの間にか上からギロチンを振り下ろそうとしているのが目に見えた。
「白いマフィア・・だよね君。」
「!?」
「ばれてるよ?そしてここにはもう一人執行人がいるんだよ???」
「なんだと・・!?」
ギロチンを振り下ろそうとしていた手が止まった。
動揺したみたいだ。嘘なのに。
「邪魔だよ。」
「ひゃはっ☆さよなら〜^^アンディお兄様っっ♪」
「へ・・・??」
ぼん!!
白い煙が辺りを包んだ。煙幕だ——・・・。
腫れたときには、すでにそいつはいなかった。
「逃がした・・きっとあれもスキャッグス・・僕が絶対に壊すから・・・・・・・・・」
アンディはぶつぶつ呟きながら、その場を後にした。
「ひははっ☆ひゃひゃはっっ♪♪アンディお兄様、これからじっくり、地獄を見せてあげるからねっ!!!」
アンディの姿をしたモノは、笑った。
「わからせてあげるから、負け組みの力をー・・」
「ふふっ」
夕日の影に、モノは消えていった。
それが誰だったのかは、これからの物語でわかることになっていく・・・・・。