二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: レッドレイヴン−Red Raven− 『題名募集中』 ( No.24 )
日時: 2011/07/12 13:41
名前: 妹 (ID: rGbn2kVL)

第六話

「はい、わかりました・・ではさっそく。」
「うむ、頼んだぞ?」

ばたん。
バジルは部屋を後にして、さっそく任務の用意をしようとした。

「バジル君、その任務、ゆずってもらえないかな?」

「え・・ダリオ、さん・・・・・・・。」

「どうかな?」

ダリオといえば、統率者・・
だから俺は、逆らうわけにはいかなかった。

「・・・どうぞ。」
「ん、ありがとう。でも僕じゃないんだけどね?」


「誰に譲るんですか・・・・??」


少しおびえながらも、バジルは聞き返してやった。
するとダリオは「ふふっ」と笑みを浮かべて笑い出した。


「君もよーく知ってる、人だよ。じゃあね。」
「俺がよく知ってる人・・・・??」













「今回の任務はね・・・。これだけど。」

「ん?どれどれぇ??あぁ、こんなのなんだ??」

「簡単そうかい?そうだね・・護衛でもつけてあげようか??」

「じゃー、バジルっ♪あいつからかいやすいだもん!ひはっ☆★」

「了解、了解。姫はわがままなんだからさ・・?」






「ひはははははははははっっっっ!!!!!!!」


女は甲高い笑い声をあげて、ギロチンを愛しそうに握り締めた。



「ひはっ。」

もう一度笑うと、ダリオにむきなおった。

「ねぇねぇ、ダリオぉ、もう言っていいよね??」
「まだ。」
「どぉしてぇ??」
「・・・あの人がいいっていうまでさ。わかってるかい?姫・・・あの人には君が必要なんだ。」
「・・・・・・・・・うん。」










「ウォルター!!聞いてくれ大変なんだ!!!!」

「どうした?カルロ裁判官。もう任務は終わったから・・・「そんな落ち着いてらレルことじゃないんですよ!!!!」

モニカがあわてた様子で、ウォルターの肩を揺らす。

「うげっ・・ちょ・・たんまぁ・・・・・!!!」
「だから本当に大変なんですってば!!!!」

続けて首を締め出した。これにはウォルターもたまらなくおおげさに床を叩いてみせた。

「死ぬ!死ぬから!!!」
「どうなんですか!!」
「なにがぁ!!!!」
「アンディさんのことですよぉ・・・・・・」

いきなりモニカは弱弱しい言葉遣いで、その場に崩れ落ちた。

「ひぃっく・・・・・あんひぃさんは今、どこにひぃるのでひょうか・・・・・・・」
「ん・・?モニカさん酔ってる???」
「酔ってないれすよぉ!!!」

「あ——、彼女はほっといてやりなさい」
「ん、了解」
「卑怯ものぉ—!!呪ってやりますからぁ!!!!」
「もう寝てなさい。」
「く————><」
「早い!?」


「とりあえず、静かになりましたので話をどうぞ。」
「あ。そういえば。アンディがいないんですよねぇ。」
「そのうち帰ってくると思いますけど。」
「それならばいいんですけど・・・・」


「不吉な予感が・・・少し、ね。」

「はい、厳重に警戒させていただきますよ。」






カルロはにこりと顔を変えた。
満面の笑みではなく、すこし冷たい感じの。







「うん、よろしく頼むよ。」
「はい。」