二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: inzm11 双 子 の 運 命 ( No.136 )
- 日時: 2011/08/26 21:21
- 名前: 星兎 (ID: .MlM.eMp)
- 参照: http://fblg.jp/strorabbit21/
これからは章ごとにお話を進める事にしました。
それではいってみよー!
一章 初めまして! 01
*日奈乃目線
いつもと変わらない毎日。けれど飽きはしない。
でも少し、何か物足りないような気もする。
『そういえば今日お兄ちゃんが帰ってくるんだっけ?』
部活の帰り道、ふと思い出し急いで家に帰る。
私の兄、健太は海外で活動しているサッカー選手。そして私にサッカーを教えてくれた人。
昔からサッカーは上手く、私も尊敬をしている。
今は海外で暮らしている為長い休みがある以外はあまり家には帰ってこない。
久しぶりにお兄ちゃんと話せると思い凄く嬉しかった。
『さてと、まずは夕飯の支度っと』
家に戻れば料理をする時に愛用している水色のエプロンを着け、冷蔵庫からお肉などの材料を出す。
今日はお兄ちゃんが大好きなハンバーグを作る予定。他にも何か作ろうかな?
『帰ってくる時にお腹空いてたら良いんだど・・・』
もし何か食べてきていてお腹いっぱいで帰ってきたらハンバーグを作った意味がなくなる。まぁお兄ちゃんが食べなくても私がお腹を空いているから食べるけどね。
そろそろ帰ってくるだろうと時計を見る。8時には帰ると言っていたからもうすぐか。
でも時間ぴったしに来るとは思わない、ちょっとは遅れるか速くくるかのどちらだろう。それまでには完成させないと。
『ちょっと休憩っと』
エプロンを外しTVの電源を入れる。TVの画面にはイナズマジャパンの選手達が映っていた。
今中学の世界大会、FFIが開催されており日本中が大騒ぎ。ちなみに私も見ている。
ドアップにイナズマジャパンのキャプテン、円堂 守が映っていた。
満面の笑顔でボールを蹴り上げる姿を見て、本当にサッカーが好きなんだなと思う。そしてふと思った、あの人とサッカーをやりたいと。
まぁ無理だとは思うんだけどね・・・。
料理を再開してハンバーグを焼き始める時にインターホンが鳴った。多分お兄ちゃんだ。
「はーい」と返事をし、玄関に向かいドアを開ける。そして「よ!」とお兄ちゃんが立っていた。
『おかえり、今ハンバーグ作ってるの』
「ハンバーグか!日奈乃のハンバーグ美味しいんだよなぁ!」
『あと焼いたら出来上がるからちょっと待っててね』
靴を揃えないでづかづかと上がりこむお兄ちゃんを見て少し安心した。
最近調子が悪いらしく、この休みも調子を良くする為に帰って来たらしい。
少し肌が焼けて帰って来たお兄ちゃんはいつもの笑顔を見せるがどこか悲しい顔をしていた。
私は、何か出来る事があるのかな・・・。
そう思いながらハンバーグを焼く。口に合えば良いなと思いお皿に盛り付けリビングに持って行く。
嬉しそうな顔をしたお兄ちゃん、早速ハンバーグをほお張る。その姿を見て嬉しく思いながら悲しくなってきた。
『お兄ちゃん、何か相談があったらいつでも言ってね』
頭にはてなマークを浮かべるお兄ちゃんを笑顔で私は見つめた。
だらだらと早速長くなってしもうた(^^;
次は多分日奈乃の人生を大きく変える事が待ってると思う?