二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: KINGDOM HEARTS〜heart for you〜 ( No.12 )
日時: 2011/03/19 16:06
名前: aqua (ID: wPOt.fn5)

第6章  「終わり」のハジマリ





ロクサスとアクセル、そしてイクサリクは3人でロビーへ向かって行った。

「サイクス、今日の任務はなんだ?」
ロクサスが聞く。
「今日は3人での任務だ」
「えっ!?あたし達3人で?」
「ああ」
「やったー、こんなの初めてだな!人間的に言ったら「嬉しい」って言うやつか?俺興奮してきた!」
ロクサスはとても嬉しそうだった。まるで人間のように。

それを見たイクサリクがつぶやいた。
「ソラ…」
「…?どうしたイクサリク、なんか言ったか?」
アクセルが聞いた。
「いっいや!別に…」
なんだか動揺しているようにイクサリクが言った。

「任務内容は、トワイライトタウンに現れた2体の巨大ハートレスの討伐だ。準備が済み次第、すぐに向かうように」
「「「了解!」」」
3人が意気をそろえてそう言った。

「いくぜっ!」
アクセルがそう言って闇の回路を開いた。
「うん」
イクサリクがアクセルを追う。
「ヒャッハー☆」
もうロクサスはぶっ壊れていた…。

…というか、何か他の漫画で聴いたことのあるような台詞…、B☆Sって言う人がよく言ってた言葉を言って、闇の回路の中へ入っていった。

「それ…」
サイクスもロクサスの言葉に感ずいた。





所変わってトワイライトタウン。
そこに闇の回路が現れ3人が出てきた。
「よしっ!今日は気合入れるぞー!おー!」
もうロクサスは止まらない…。
「すっごいノリノリだね、ロクサス」
イクサリクがクスリと笑った。
「ああ、暴走してるなあれは…?ちょっと待て、今「今日は気合入れるぞ」って、「今日は」ってなんだよ「は」って!」
アクセルが真剣に突っ込む。
「まあとにかく、目標のハートレスを探そ」

そう言って3人はハートレスを探しに行った。





3人は空き地にやって来た。
「あっ!」
イクサリクが何かを見て言った。
イクサリクの向いていた先には目標のハートレス、インビシブルがいた。
「いくぞ!あくせる!イクサリク!」
ロクサスが指揮をとる。
「うん!」
イクサリクが続く。
「たくっ、調子乗りすぎんなよ!」
アクセルも続く。





その頃、存在しなかった城では、サイクスがキングダムハーツを眺めていた。
「…?」
サイクスはキングダムハーツに違和感を感じた。
「あれは…キングダムハーツにひび?」





トワイライトタウンでは、インビシブルを倒したロクサス達が、2体目の敵、ストレングスブレードと戦っていた。
「ファイガ!」
アクセルがファイガを放ったが、吸収されてしまった!
「ちっ!」
「あいつは風属性以外の攻撃は全部吸収する!」
ロクサスがそう言った。
「はあっ!」
3人は攻撃し続けた!
相手が弱っているのを見計らい、ロクサスがとどめを刺した!
「ふぅ…任務完了だな」
「よし!そんじゃアイス食いに行くか」
そう言って、時計台へ向かおうとしたとたん。

「っ!?」

バタンッ!

「…?イクサリク!?」
イクサリクがいきなり倒れた!
ロクサスがイクサリクに近寄る。
「おいイクサリク!大丈夫か!?」
「どうしたロクサス!」
アクセルも戻ってきた。
「イクサリクがっ!!」
「ハァ…ハァ…」
イクサリクの息が荒い。
「おいどうしたんだよイクサリク!?」
「キングダム…ハーツが…」
今にも消えそうな声でイクサリクが言った。
「キングダムハーツがどうかしたのか?」

イクサリクが起き上がる。
「イクサリク…?」
「ごめん…もう大丈夫」
「ホントに大丈夫なのか?」
「うん」
イクサリクは笑ってそう言った。
「とにかく今日は早く帰還しよう、その体じゃまた何かあったら困る」
アクセルが優しく言った。
「うん…」
そして3人は城へと向かって行った…。





3人は回路を抜けて城にたどり着いた。
だが目の前に広がっていたのは…。
「何なんだよこれ…?」
それは思いもよらない光景だった…。
なんと城が壊れかけていたのだ。
その光景に3人は言葉を失った。





突如起こった災難。
そしてサイクスが見たキングダムハーツのひび。
この2つは何か関係があるのか…。





モノガタリはクライマックスを迎える!!