二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: KINGDOM HEARTS〜heart for you〜 ( No.16 )
- 日時: 2011/03/20 10:59
- 名前: aqua (ID: wPOt.fn5)
第7章 友情
「何なんだよこれ…いったい俺たちがいない間に何があったんだ!?」
ロクサスは自分がどうしていいのかわからない。
「お前たち帰ってきたか!」
奥からサイクスがやってきた。
「なあサイクス、何があったんだ!?」
「とにかくここは危険だ!ついて来い!」
3人はサイクスの後について行った。
するとそこには機関メンバーが集まっていた。
「…?ロクサスぅぅぅぅぅぅっ!お前生きてたのか〜!良かったよ〜!」
そう言ってデミックスがロクサスに抱きつく。
「くっ苦しい…」
「いったい何があったんだよサイクス!」
アクセルが聞く。
「…キングダムハーツを見ろ。」
サイクスの言うとうり、アクセルはキングダムハーツを見た。
「…なっ何なんだ……あれ」
アクセルの瞳に移ったのは、大きなひびがはいたキングダムハーツ。
かけている部分もあった。
「嘘…だろ?」
アクセルは言葉を失う。
「でもなんで…なんでキングダムハーツはこわれたんだ?何で城まで壊れてんだよ!」
ロクサスがあわてて聞く。
「キングダムハーツの力がもれているんだ」
ゼムナスがそう言った。
「えっ?」
ロクサスが聞き返す。
「キングダムハーツの中にあった強力な心の力が、壊れていくせいで漏れ出している。しかもあれは城の真上にあるせいで、ここはもろに影響を受ける」
「それじゃあ…このままじゃ」
ロクサスが不安そうに聞く。
「ああ…この城は壊滅する」
「「「「「「!?」」」」」」
機関メンバーの顔が険しくなる。
「じゃあ…なんでキングダムハーツは壊れてるんだ?」
「それは私にも解らない…」
ロクサスの問いにゼムナスは答えられなかった。
「もしかしたら…」
「…?何か知っているのか?」
イクサリクは何かを知ってそうだった。
「あたしがネバーランドでハートを集めてたとき…1つだけ黒いハートがあったの。多分それは強い憎しみや悲しみ、怒りが強いハートで、それを吸収したキングダムハーツが壊れていってるのかも…」
そしてイクサリクが話し終わった瞬間!
ドカーン!どーん!バリバリ!
大きな音と共に、足場が崩れていく!
「皆急いで奥へ!」
サイクスが皆を誘導する。
いっせいに皆が奥へと走る!
しかし、イクサリクの足場が崩れ落ちる!
「イクサリク!」
ロクサスが彼女の名を呼ぶ。
するとアクセルがイクサリクの手をつかみ、陸へと引っ張る。
そしてアクセルはそのまま…。
「「アクセル!!」」
ロクサスとイクサリクが叫ぶ!
「わりぃな…」
アクセルが落ちたその瞬間!
「っ!?」
誰かがアクセルの腕をつかむ。
「さっサイクス!」
なんとそれはサイクスだった。
「っ…人手が足りないのだ……ここで消えられては困る!」
「サイクス…フッ……やっぱ素直じゃないのは変わってねぇな!アイザ」
「フッ…」
2人は顔をあわせ苦笑いをする。
そしてアクセルは陸へと引き上げられる。
「早く行くぞ…リア!」
「おうっ!」
ロクサスとイクサリクは顔を見合わせ、ニコッと笑う。
それから2人の後を追った。
城の奥へと向かってゆくメンバー…。
キングダムハーツはどうなるのか!
ロクサス達の運命は!?
次回衝撃の最終章!!