二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

番外編 夏休みだよっ全員集合!〜ⅩⅢ機関の夏休み!〜 ( No.20 )
日時: 2011/04/09 12:33
名前: aqua (ID: wPOt.fn5)

第1話 夏休みのハジマリ





振り注ぐ太陽。白い砂浜。エメラルドグリーンに輝いている…。
そして目の前に広がる景色。そう、ここは…。



「海だぁ!!」
元気にはしゃぐロクサス。
「初めてだな海なんて!しかもあのサイクスが計画したなんて!楽しもうぜロクサスぅ!」
「おうっ!」
デミックスとはしゃぎあうロクサス。
「…なぁロクサス、最初の語りって誰に向かって言ってんだ?」
「えっ?その方が視聴者の人に解りやすいから?」
「…視聴者って」
アクセルが正確に突っこむ。



「ったく、これだからガキは嫌いなのよ!」
何処かで聞いたような声に2人は振り向く。
「「…ラクシーヌ!?」」
なんとそこにいたのはラクシーヌ。
「…なんで!?消えたんじゃないのか?」
「はぁ?あんた何言ってんのよ。はぁ…やっぱりガキね」
ラクシーヌが馬鹿にしたようにロクサスに言った。
「ガキガキってうるさいんだよ!」
「あん?このあたしに向かって命令するわけ?」
ビクッ!!
「えぇっと…スイマセン…。で、何でここにいるんだ?」
「何でここにいるんだ?」
「…いるんですか?」
「そんなに言うなら教えてあげるわ」
ロクサスは小さくため息をついてから。
「別にそこまで教えてほしいとは言ってないんだけど」
そうボソッと言った。
「何か言った!?」
「いやっ別に何も!」
「まあいいわ。題名に書いてあるでしょ?「夏休みだよっ全員集合!〜ⅩⅢ機関の夏休み!〜」って。だからよ」
という事で特別に全員が集合したらしい。
「えっ!?ってことは…シオンとイクサリクも!?」
「えぇ、ガールズトークで盛り上がってるわよ」
ラクシーヌが指差す方向を見てみると、そこにはいつもと違っておしゃれをした2人が話していた。
ポッ・・・
「おおっ!ロクサス顔赤くなってんじゃねえか!」
「っ!?なっなってない!赤くなんかなってない!」
「青春してるね〜!」
「うるさ〜いっ!!!」
アクセルとデミックスにからかわれるロクサス。



するとその声が聞こえたシオンとイクサリクがやってきた。
「久しぶりロクサス!」
「おっおう…」
久しぶりに聞いたシオンの声にロクサスは戸惑う。
「…?どうしたのロクサス、大丈夫?」
イクサリクが聞く。
「こいつ照れてやがるんだ」
アクセルが笑いながら言った。
「なっ!?だから違うって!!」
「2人とも…変わってないね」
シオンとイクサリクも笑う。
「うぅ…笑うな〜っ!!!!!」
そんな風に盛り上がっていると。
「全員そろったな」
サイクスがやってきた。
「ゼムナス様が下さった長期休暇。今日から7日間。ゆっくり楽しむといい」
そう言って皆を解散させた。
「よしっ!ロクサス水泳競争だ!」
「おうっ!アクセルなんかには負けないからなっ!!」
「俺も入れて〜!」
デミックスがやってきて言った。
「この際男子全員で競争なんてどう?」
イクサリクが提案した。
「いいねそれっ!」
そして男子ⅩⅢ機関メンバーの水泳大会をする事になった。





   こんな感じで始まったⅩⅢ機関の夏休み。
             どきどき波乱の予感!?