二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ■銀魂/ 日向と日影 ( No.14 )
日時: 2011/04/04 15:06
名前: くろねこ。 (ID: 7ZyC4zhZ)

■+/一生一度の一目惚れ

  ヒナタside。                        ヒカゲside。
    

      ————————————…パチッ
    
      眩しいほどの朝の陽射しが目覚めさせる今日
      昨日の大雨が嘘だったかのように雲一つない晴天。

      ..昨日、長時間外で雨に当たった所為か..


「日向、大丈夫か?」                  「日影くんが熱出すなんて
                            ———何年振りだろう?」

     —————━……昨夜から熱が出た。

「御免なさい桂さん                  「寝れば治ると思った僕が  
 迷惑かけて...。」                   馬鹿でした————w 」


「俺が一緒に居れば                   「人間そんな生き物なら
 雨から庇えたのに」                   いいんだけどねぇ…。 」

「..気づくの遅いです」                 「..ほんとそうですよね.」

「すまんすまん(笑)」                  「  ねーっ…。    」


大きな手で、笑いながら                  山崎さんは僕の額のタオルを取り
私の頭を撫でる桂さん。                  桶の水で洗いなおす——。


「ちょっと水替えてくる。」                「俺、朝食の準備してくる!」

           



            「……はい。」


寒い寒い寒い寒い寒い..。              熱い熱い熱い熱い熱い..。


        ああぁ————っ  ……死にそう..。     


そう言えば昨日の男の子..              そう言えば昨日の女の子..
"ヒカゲ"とか言ったっけ——               "ヒナタ"とか言ったっけ——

—…なんか私と、                   —…なんか僕と、

  
        真逆だった…名前も、髪の色も..立場も、
   
        —でも、何処か似ていたのは気のせいだろうか?


あの人は私を捕まえる                 あの子は僕が捕まえる
  私の敵だ。                     僕の敵だ。


       敵だと気づいているんだろうか…——?
       もし、また会えるのならば—————...


   私は、                      僕は、

   

————気づいていないフリをしようか...。





   思えばこれが、一生に一度の叶うことのない一目惚れだった。




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