二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ■銀魂/ 日向と日影 /夢■ ( No.61 )
日時: 2011/05/28 20:28
名前: くろねこ。 (ID: 2nnbbVZM)

■+/理由は雨。 ヒカゲside。

「だーかーらーっ!
 この通りです銀時さん!!!」

「…っ(イラッ怒)
     こないだ無理だっていっただろうがよ!!!」

「そこをなんとかっ!!
もう銀時さんしか頼れないんですよ!!」

「褒めてもなにも出ねぇよ!!!
俺はお前に協力する気はこれっぽっちもねエ。」

「銀時さんが日向を好いているのは把握のうえです。」

「—…っ!!!!//
   おまっ、なんで!!!?」


—...ふっ、勝った。

僕はニヤリと笑い思った。


…僕は今、万事屋に居る。

 そう。

 勿論、今日の夜の作戦を成功させる為に。

 日中の街の人々が行き交う江戸の街を
 二人並んで歩く事は、いくら変装しても危険だ。

 …となれば"夜"。

 逢うにはこの時間しかないのだ。

 そして、潜伏場所を転々とし、居場所が分からない
 浪士の日向を誘う事が出来るのは、此処しかない。

 そう思ったのだった。

 しかし、銀時さんに理由を説明してみれば"無理"と追い払われた。


 そして、今に至るのである。


「…で、いいですよね?来るのを待つくらい。」

「断る。」

ソファに腰かけ、腕を組み溜め息をつきながら即答
こっちが溜め息つきたいですよw
このやり取り何時間してると思って—…。

「あーもーっ!!
お願いしますよ!!!」

少しだけ自棄になりながら床に膝をつき手をつき、
…まあいわゆる土下座だ。

そのとき、ガラガラッと玄関の開く音がした。


「銀さ—んっ? お客さんですか?」

「日向じゃないアルか?」——…ガラッ


「………」



「………」—…ポトリ。


ソファに座り腕を組む銀時さん。
その前で土下座をする僕。
目を見開く新八くん。
スーパー袋を床に落とした神楽さん。


「ぎ、ぎ、銀さんが将軍になったあぁあああああぁあああ!!!!!!」

—…訳の分からない新八くんの叫びが万事屋に響きわたった。

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