私はバラバラ剥がれ落ちた記憶の欠片を拾い集めながら歩いた。もしかしたら、浩太は家に居たのかもしれない。私の記憶で浩太の居場所が分かるのかも。私は、一度目を背けた真実に向き合おうと思った。思い出したいと願ったんだ。君のことを・・・—————いろんなとこを探す。くるくると・・・君を探して。ビルの隙間を探して。名付けるならそれは・・・そう、『迷子旅』その旅の終点(ゴール)が見えてきた。浩太・・・君は本当は・・・—————