二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 炎神暴君★リシタニア-銀魂×戦国BASARA-質問大会中 ( No.112 )
日時: 2011/04/12 17:49
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)

第9話 忍者? うちにも居るでしょーが!!


 そんなこんなで神社————。
 翔が無理矢理引っ張ってきた凜と、神楽が呼んできたシノとミウで忍者の授業が始まろうとしていた。
 先生はドM忍者の元お庭番——猿飛あやめである。眼鏡を外すとあら大変、周りが見えなくなると言う非常にはた迷惑なオプション付き。

「いいかしら、忍びと言うのは影である事——つまり、絶対に目立っちゃダメなのよ」

「……だってさ、佐助」

 翔は傍に居る迷彩服の忍び——佐助に声をかけた。
 いや、彼はその忍びの服を不本意で着ている訳であって。本音はゲーム会社様に言いなさい。
 そんな話は置いといて。

「つーか、何でよりにもよってこいつな訳? 佐助と風魔が居るじゃん。何で思いつかんの」

「江戸には江戸の忍びって言うのがあるの。分かるかしら、そこの少女容姿」

「うるせぇ黙れドM猿が!!」

「俺様の事も言ってるの、それ?!」

 ……まぁ、同じ猿飛ですもんねー。
 それで、全員が向かった場所とは、歌舞伎町の普通の本屋である。女子高生が並び、店員や客人が居る。
 こんなところで何をするのか、と思っていたらあやめは大胆な発言をしてきた。

「いい? 今から客にも店員にも気付かれずに好みのエロ本を買ってきなさい」

「「「「「ハァ?!!」」」」」

 これにはびっくり。それが何で忍びの修行になるのだろうか、そんな事を思っているのだろう。
 しかし、あやめにはあやめの教えと言うものがある。
 模範として、あやめが本屋に忍びより本を1冊取ると、そのままレジにお金を置いて平然と本屋を出てきた。
 ちなみに買ってきた本は、『M娘倶楽部』である。何を買ってきているんだ、お前は。

「何だ、簡単じゃん」

「……(こくり)」

 忍者である佐助と風魔はうなずいて、2人同時に同じような物を買ってきた。
 あー、2人がどんな本を買ってきたのかはご想像に任せます。
 ちなみに、佐助が買ってきた本に幸村は、

「破廉恥でござるぅぅぅぅううううう!!!!」

 の一言で、佐助を遥か彼方の空へと吹っ飛ばした。
 まぁ、無理もない。鶴姫なんかは抵抗があるに決まっているだろう、孫市だって女————

「買ってきたぞ」

 お前は何をやっているんだ孫市ぃぃぃぃぃぃぃいいいい!!!
 慶次が「すげぇ」って言ってるし、そこ褒めるとこじゃないし!! 何をしているんだ、お前らマジで。

「……ねぇ、エロ本を買ってくる必要ってあるの? アタシはアタシなりに奉行所に乗り込むけど?」

「そうですね。私も優奈について行きます。雑草さんもそう言っています」

 シノとミウは全員がエロ本を買う事を見ていて呆れたのか、あやめに自分達は別行動をする事を告げる。
 確かに、この2人は力と喧嘩だけは強いから別で行動した方がいいかもしれない。
 まぁそれはさておき、翔はと言うと——?

「ん、がー」

 屋根の上で寝ていましたとさ。何をやっているんだ、本当マジで。