二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 炎神暴君★リシタニア-銀魂×戦国BASARA-質問大会中 ( No.171 )
日時: 2011/05/07 16:24
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)

 よぉ読者諸君。俺の名前は東翔、炎の死神であり万事屋の従業員だ。
 ここでお前らと話すのは最初で最後かもしれない。いや、まだチャンスはあると思うがな。
 おいおい、残念がるな。
 え? 何だと、むしろ早く終われだと? だったらさっさと終わりてぇよ俺だってよ。
 仕方なく俺がここで司会をやってんだよ。最後の挨拶ぐらい付き合えやこの野郎め。
 ったく、本当はやりたくねぇのに。何でやらせるんだよ、あの馬鹿作者。
 あ、一応伝えておくとな。俺もあの真選組も婆んトコのスナックも浮浪天人も旅人も忍者も情報屋も最終兵器も皆元気だ。心配するな。
 何だ? BASARAの連中はどうなったかだと? 知るか。元の世界に帰れないから万事屋で居候しているわ。
 で。今から始まるのは、最後の話だ。心して読め。
 言っておくが、この作者が書くのは全て駄作だ。あらかじめ分かっておけよ。
 じゃぁ、最後の最後まで俺らをよろしくな。


   ——エピローグ 炎神暴君☆リシタニア——


 その日、銀時、新八、神楽の3人は夜遅くに出掛けて行った。
 何故だか理由は知らないけど、翔達はお留守番である。まったく暇な役回りだ。

「なぁ、翔。銀時達は一体どこに行ったんだ?」

 慶次はソファに不貞寝する翔に訊いた。
 翔は面倒くさそうに上体を起こし、ぼりぼりと頭を掻きながら質問に答えた。

「キャバクラだって」

「キャバクラって何だ?」

「男と女がお酒を飲むところだよ。俺は入った事無いから分かんないけど」

 というか入りたくないし、と付け足して翔はまたソファにゴロリと寝転がる。
 すると、万事屋の電話がいきなり鳴った。
 翔は取るのが面倒なので「佐助、電話が鳴ってる」と人任せにする。

「ハイハイ。こちら万事屋ですけど。ご依頼の方をどうぞ」

『あら、万事屋の迷彩忍びの声じゃない。純情幸村君は元気かしら?』

 電話のマイクから聞こえてきたのは、凜の声だった。
 佐助はこのまま切ってやろうかと思ったが、我慢して「冷やかしなら切るけど」と言った。
 電話越しの凜はけらけらと笑っている。

『あなた達も来なさいな。面白いものが見れるわよ』

「面白いもの? 何それ、というかどこに居るの?」

『スナックすまいるっていうキャバクラ。おそらくソファで不貞寝している少女容姿死神に訊けば分かるわ』

 じゃぁね、と凜は電話を切る。
 佐助は受話器を置き、翔に「スナックすまいるで面白いものが見れるって」と伝えた。
 翔は興味無さそうに「ふーん」とうなずいたが、やがてガバッと飛び起きた。

「え?! すまいるって、えぇぇ?!」

「どうしたでござるか?!」

 いきなり叫びだしたのに驚いたのか、幸村が部屋から飛び出してきた。
 スナックすまいる。それは、お妙が働いていて、銀時達が依頼されて行ったところである。
 面白いもの、これは期待できそうだ。
 翔はにやりと笑うと、万事屋全範囲に聞こえるようにどなった。

「お前ら! キャバクラ行くぞ!!」

 傍から聞こえたらおかしな台詞ですがこれでも健全です。