二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 炎神暴君★リシタニア-銀魂×戦国BASARA-質問大会中 ( No.78 )
日時: 2011/04/02 22:50
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)

第7話 記憶喪失に負けず、叩けば直る。


「ハァ? 銀時が記憶喪失になった?」

 万事屋銀ちゃん、銀時が事故ったので全員で行くのもあれだからという理由で、翔と武将メンバーは置いてかれていたのだが。
 帰って来て早々に、「銀時が記憶喪失になっちゃった☆」みたいな事を言われて現状を理解出来ない皆。

「……で、そこの銀髪天パは記憶が全て抜け落ちたと言う事でございますか、そうですか」

「うん。そうなんだけどね、翔さん。1つ訊いても良いかな?」

「ハイどうぞ、ダメガネ君」

 ダメガネ……、と言われたのが余程悔しいのか、新八は震える拳を置き、1呼吸置いてから翔に訊く。

「何で万事屋が焼け野原なのかな?」

 天井から青い空が見える万事屋銀ちゃん。最早家ではなく、焼け野原である。
 翔があー、と言いにくそうに唸ったと同時に、家康が正直に告白した。

「銀時と同じようなもじゃもじゃが家に突っ込んで来てな。幸い、翔のおかげで誰も怪我はしなかったんだが」

「何でその前にそのもじゃもじゃを止めない?! お前らの力なら止められるだろうが!」

「いやぁ、全員寝てたんだよねー。うん」

 慶次が軽そうに笑って流す。
 そんな慶次を、神楽は横蹴りで薙ぎ飛ばし、崩れかかった壁に激突させた。

「翔、お前の力で直すアル。お前なら出来るネ」

「その事なんだが」

 翔が珍しく、柄にもない自然な笑みを浮かべた。そしてツイッと部屋の奥に指を滑らす。
 その向こうにあったのは、柄の折れた炎神の姿だった。刃と柄が離れた鎌、完全に壊れている。

「折れちゃったんだよね、炎神」

「「ハァァァァァ?!!」」

 衝撃的真実を言われた2人は、思い切り叫んだ。
 銀時がこんなで、翔の鎌が折れて——災難続きである。

「とりあえず修理するのに2日はかかるからよ。家はこのままで☆」

 最悪の新事実、発覚しました。
 さて、まぁ。翔の炎神が折れてしまったんですが、この後一体どうなるのでしょう。
 変な所だけど、次回に続く!!