二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 稲妻短編集【十人十色】リク受付中! ( No.28 )
日時: 2011/03/06 13:15
名前: MiNi ◆L/NsWzLsGs (ID: AHLqKRWO)

うへっ!早速リクを完成しますっ!



*裏と表の歪んだ好き*




「茜ってさ、裏と表があるよね。」


一郎太にそう言われ考え込む私。確かにあると思う。

正し二重人格ではない。ただの私のもう1つの感情。けれど本当の感情は彼氏の一郎太にしか見せないけどね。


「どうしてみんなにもその感情を出せないの?」


そう言われたって分からない。いつの間にかこうなっていた。

じゃあこのエイリア石を研崎から受け取ったのも自分自身?いや、それはもう1つの感情がそうさせたのだろう。

頭の中で自問自答をし、一郎太の横顔を見つめる。

一郎太の水色の髪が涼しく、そして不気味な風が揺らす。

顔は女っぽい。私より断然可愛いと思う。


「ねぇ、明日雷門と戦うんだよ。一郎太はどう思う?」


一郎太に明日の事を聞くと笑顔になった。

友達なのに。大切な仲間なのに。親友なのに。一郎太は彼を潰そうとしていた。そう一郎太の目が言っていた。


「この石のお蔭で俺は強くなったんだ。目の前で昔の仲間達が倒れるんだ。ワクワクしないか、茜?」


話している一郎太が何だか不気味に思えた。けれどこれが今の一郎太なんだなと頷いた。


「じゃあ負けられないな。昔の仲間を潰すため。」


そこら辺に転がってるボールを思いっきり蹴る。ボールはゴールネットに突き刺さり、ボールが破裂した。

そして私は満開の笑顔で振り向き、一郎太に聞く。


「ねぇ一郎太。私の事、好き?」

「もちろんだよ茜。」


裏表の世界の中、好きという歪んだ言葉が2人の周りに広がった___



*終わり*

うへーごめんねあかっち!
どうか燃やしてくれww