二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〔銀魂〕 夢は儚く、愛おしく*。オリキャラ決定しました ( No.61 )
- 日時: 2011/03/24 11:01
- 名前: 瑠々 (ID: .qxzdl5h)
第三訓 人は見かけに寄らない
「銀さァァァんッ!!!」
砂ぼこりが立つ玄関から赤橙色の髪をした少年が、銀時に飛び蹴りしそうな勢いで走ってきた。
「神夜。如何したアルか?」
酢昆布を食べながら神楽は、赤橙色の少年———神夜と呼ばれた少年に聞いた。
「さっき新八が美人さん連れて此処に入っていくのが見えたんだ!って、
あァァァァァァ!!!!」
神夜が目を見開き、指差した方向——其処には凛が居た。
神夜に行き成り驚かれた凛は赤い目を見開き、かなり驚いている。
「神夜くん。違うよコイツは」
「そうアルよ。大体駄眼鏡に彼女が出来たら、ゴリラのストーカーも彼女出来てるアル」
「かなり失礼だな、お前等ァァッ!!」
「そうだよ僕〜。あたしがこんな眼鏡の彼女な訳無いじゃん」
「凛さァァァァん!!?アンタも結構酷いのなッ!!」
ギャンギャンと喧嘩し始めた四人を神夜は冷たい目で見た。
すると、急に凛が落ち着いた表情になり、口を開いた。
「ところでさ、あたし此処に居候して良い?」
「は?」
凛の突然の言葉に、銀時、新八、神楽は静かになり、神夜は驚いた顔をしている。
「いや、だから此処に居候して良い?」
・・・・・。
「無理無理無理ーッ!!!ウチは今大赤字なんだよ!此処にいる大食いチャイナ二人組みの所為でッ!だからお前まで居候するとか無理——ッ!!」
「んだとコラァァァァ!!」
「俺、白米三合しか食べないんだけど」
「いや、三合でも多すぎだからね」
「うるせー駄眼鏡」
「何でそうなるのォォォォォ!!?」
再びあの四人の喧嘩が始まった、其の刹那、ドスッと言う鈍い音が聞こえたのと同時に物凄い風が吹いた。
鈍い音がした所——其処には銀色の輝きを放つ刀があった。
其の刀をソファに深く刺さっている。刀は銀時の足元に刺さっていて、
あと一ミリでもずれていたら刺さっていた。
「あ、手ェ滑った」
凛はそう言うとにっこりと微笑んだ。銀時達の口はヒクヒクと痙攣している。
「もう一度言うよ?居候して良い?」
「・・・ハイ」
本日、万事屋にとんでもない美人最悪女が入りました。