二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〔銀魂〕 夢は儚く、愛おしく*。オリキャラ決定しました ( No.64 )
- 日時: 2011/03/24 14:07
- 名前: 瑠々 (ID: .qxzdl5h)
- 参照: 銀と黒と紫と。(道は違えど繋がってる)
第四訓 お腹空いたら色んなものが食べ物に見えてくるのは漫画とかのお約束
「おーなーかーすーいーたーッ!!」
「お腹空いたアルゥ」
「お腹すいたー」
「おーなーかーすー「五月蝿いわ、お前等ァァァァァ!!!僕だってお腹空いてんだよォ!!」んだよ、新八。お前の声の方が100倍五月蝿いわ。ボケコラカース」
ソファに寝そべって、「お腹空いた」を連呼していた凛は新八の声を聞き、ムクリと起き上がり、不機嫌な顔をして言い返した。
神夜は穴が開くじゃないだろうかと言う位時計を見ていた。
「大体銀さん、何時になったらパチンコから帰ってくるだよ。冷蔵庫の中にはいちご牛乳しかないし。いっその事あの銀髪をパチンコ玉みたいな金色にしてやろうか・・・」
「いや、意味分かんないんだけど」
「そういう意味」
意味不明な事を言った神夜は時計の次にごみ箱を見ていた。
ごみ箱には紙くずと、酢昆布の空の箱が山積みになって入っていた。
「ねぇ、神楽。酢昆布無いの?もうあたし、酢昆布で良いから食べたいんだけど」
「もう無いヨ、そんな物。もうあたし駄目アル。定春の尻尾が酢昆布に見えてきたヨ」
そういいながら神楽は定春に尻尾を眺めている。神楽の今の様子じゃ、
今にも定春の尻尾にかぶり付きそうだ。
それよりあの神楽が酢昆布を切らすとはどう言う事だろうか。
いつもはあと五箱近く残っているにも関わらず、新しく十箱程買う、あの神楽が。
「カツ丼食べたいよ〜。其れが駄目ならラーメンで良い・・・」
凛はソファに寝そべり、腕をブラブラとしていた。
もう神楽は定春の尻尾にしがみ付き、口を開いている。
自分の横髪が、何故か棒アイスに見えてきたと言う神夜。
自分の木刀が『うんまい棒』のチョコレート味に見えてきたと言う凛。
冷蔵庫が大人気アイドルの寺門通に見えてきたと言う新八はただのオタクだ。
もう、取り合えず皆、末期だった。
そんな時———・・・、
「銀さんが帰ってきたぞォ」
其の刹那、四人の足の裏が天パに降り注いだ。