二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 〔銀魂〕   夢は儚く、愛おしく*。オリキャラ決定しました ( No.66 )
日時: 2011/04/01 13:48
名前: 瑠々 (ID: .qxzdl5h)


第六訓 初対面の人には取り合えず笑顔で


「おい、紫。誰でぃ、そいつ」

気が付くと、紫の後ろには、栗色の髪の美少年が立っていた。
凛は自分を指差しながら笑顔で言った。

「あたしは夏凪凛。凛って呼んで。紫とは昔からの友達だよ」

「ふーん。俺は沖田総悟でさぁ。宜しくな、凛。ところで其れ・・・」

沖田が指差す所・・・其処には凛が昔から大切にしている刀。
凛はゲッと言う焦った顔をすると、一歩後退りした。

「此れはちょっと訳ありで・・・。あ、でもあたし攘夷浪士じゃないから」

凛がそう言った其の刹那、急に沖田とは違う男の声が聞こえた。

「信じられんな」

「は?」

その声がした方向を見ると、其処には沖田と同じ服を着た緑の髪の男が立っていた。凛は其の男の言葉に眉間に皺を寄せた。

「第一、ただの女がそんな立派な刀持っていて可笑しいと思わない訳が無いだろう。一応屯所に連れて行「「いい加減にしなよ。土方さん」」

土方と呼ばれた男は、声がした方向を見る。其処には紫と、茶色の髪を左側で一つ結びにした少女が居た。

「そんなんだからモテないんだよ。土方コノヤロー」

「んだとコラァァァァァ!!!」

「事実じゃん」

三人が言い合いしていた其の時、凛は後ろから歩いて来た人にぶつかった。ゆっくりと振り返り、相手の顔を見た。
謝ろうと思ったのだ。相手方を見るまでは。

「オイ。何処見てほっつき歩いてんだ」

(ゲッ!!)

凛がぶつかった相手は、仲間を沢山率いて居るヤクザだった。