二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 御兄誘拐・partⅡ 【ボカロ曲のリクどうぞ!!】 ( No.80 )
- 日時: 2011/04/01 20:38
- 名前: 香兎 ◆kyRFGkO1TU (ID: 1sGb2NBG)
一章#3 畳ノ下ハ異次元だった
びええええええんと泣くマスターを横目にメイコは畳をばかっと開いた。
その中はちょっとしたスペースが空いているようで、鉄で出来た箱が入っていた。真下は倉庫だったような気がする。
ウィーンといったのは気のせいだ、気のせい。そんな機械的な音がしたりとか、ね。
「・・・あ、メイコ」
「あ、じゃないし。お前いつから顏出してない?」
「・・・三日前から、頼まれてハッキングしてる」
「・・・おま、そんな犯罪行為を・・・」
・・・呆れた。
テラの行動がよく分からない・・・。
てか、カイト誘拐されたことをこいつは知ってるのだろうか?
「・・・テラ、カイト誘拐された事知ってる・・・?」
「は? カイトが・・・? はあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあッ!?」
テラ、狂乱。流石カイト大好きなだけあるー
・・・まぁ、どういう意味で好きなのかは、likeかloveか。
「・・・誘拐した奴はじき出して・・・社会的にズタボロにして抹殺してやるッ・・・・」
テラ怖い怖い怖い怖いヤメテーお姉さん恐ろしくて警察に出せないー
目がその気になってるしヤバいハッキングソフト起動させたぞー
・・・コンピューター社会万歳。
「そういや、ミクとリンとルカ姉貴は?」
「あ、あー・・・」
今言うとあっちが殺されるよーコワイヨー
マスターもう泣かないでお願いだわー!
「ま、いっか。ツイッターするよ・・・」
「ツイッター、ね」
コイツは一度ツイッターで快挙をあげた事が有ります。それのことは怖くて言えませんまじで。
私は一息ついた後、一階へ降りて行った。
しかし、またもやぴんぽん。
ピンポ————————————ン
「・・・誰かしら?」
がたん、とドアを開けると目の前には見覚えのある顔があった。
その子は—————
「あ、メイコ姉!今帰ったよー^^」
「あ、カレン。今帰ったのね、鎌部の旅行楽しかった?」
「うん。鎌で一人負傷させてしまったけど、ね」
鎌部というのはカレンが入っているれっきとしたサークル。
鎌を愛する人達が入るらしい。よく分からないけど。
・・・鎌に血が付いてるのは気にしなーい・・・
「・・・カイト兄、居なくなっただろ?」
「・・・え? 何で分かるの」
「アイス臭がしないからね」
「なるほど」
とりあえずカレンが帰ってきた。ま、これで良いか。
カレンはしっかりしてるし、居れば安心。
ミクの本棚から落ちた、カイトの自主規制写真は見なかった事にした。
.畳ノ下ハ異次元だった
さあその企みはどのような?
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