二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【D灰】 -時ノ少女- ( No.4 )
- 日時: 2011/03/06 21:00
- 名前: 筑紫 (ID: 0vpgU5W6)
【第02刻】
—イノセンス発動—
「…んぅ…」
「エル!!」
エルは目を覚ました。
「ッ…コムリン……暴走、してるの…?」
「あぁ。大変なんだよ、エル。任務から帰還したアレン・ウォーカーがコムリンに捕らえられたんだ!!」
「…かなり、時間が立っちゃったんだね……」
アレンが帰還し、コムイがアレンにコムリンを押しつけ。
トゥイは全てを的確に話してくれた。
「…助けなきゃ……」
「…エ……ル?」
「リナリー!!」
リナリーも目を覚ました。
少し焦点があってない様だ。そして2人は顔を見合わせ、頷いた。
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「アレン、収容完了」
「アレーーーンッ!!」
その時、コムリンが立ちあがったエルとリナリーに気づいた。
「手術します」とコムリンは言うと、2人に向かって行く。
「「——イノセンス発動……」」
その瞬間、リナリーは足が、エルはトゥイが輝き始めた。
トゥイの瞳が赤く輝く。銀の光が発した。そしてそれが消えた時、トゥイは元の姿よりも4、5倍はあるであろう大きさになっていた。
リナリーは足に黒い靴のような物が。リナリーのイノセンス、黒い靴[ダークブーツ]だ。
「リナリー!!エル!!コムリンの中にアレンがいるんだ!」
リーバーが叫んだ瞬間、エルはトゥイを使って。リナリーは黒い靴[ダークブーツ]を発動した足で、思いっきりコムリンを蹴った。
コムリンはそれに反応し、リナリーとトゥイに乗ったエルを捕獲しようとする。
だが、届かない。——届くはずはない。
「ヘッヘ…。イノセンスを発動したリナリーと、発動後のトゥイとエルのペアを捕まえられるかよ。
胡蝶のように天空を舞い、鋼鉄の破壊力で地に墜ちる。それがリナリーの対アクマ武器『黒い靴[ダークブーツ]』だ。
そしてトゥイ。銀の光を放つ巨大な獣。それを従える主。獣使いとその獣。2人は深すぎる絆で結ばれてるからな。…あのペアに立ち向かおうなんて、馬鹿がする事だな」
リナリーはコムリンを蹴り続け、トゥイはコムリンを噛んで破壊させる。
リナリーは扉を蹴り飛ばし、エルはトゥイに自分達の姿を感知させる部品を壊させた。
「いいぞリナリー!!エルーー!!トゥイーー!!ぶっ壊せーー!!」
「格好いいぞーー!!」
「「「ぶっ壊せ!!ぶっ壊せ!!ぶっ壊せ!!」」」
ぶっ壊せコールが響いた。
2人と1匹がとどめを刺そうとした時、それを誰かがさえぎった。
「待つんだリナリー!!エルちゃん!!コムリンは悪くない!悪いのはコーヒーだよ!!」
「…兄さん」
「…コムイさん…」
そして同時に、リナリーは足で、エルはトゥイでコムイを蹴飛ばした。
「「ちょっと反省してきて」」
その後、リナリーとエルが見事にコムリンを破壊したそうだ。
…だが、教団内はボロボロだった。
「ぼ、僕の部屋がーーーーーッッ!!」
アレンの部屋も壊れたそうだ。
エルが教団内にある物全てに巻き戻しをかけようかと言ったが、それではコムリンにも巻き戻しがかかるので止めと言う事になった。
そんなとき。
「あの…さっきは助けてくれてありがとうございました」
「あ、いいえ。私はエルです。よろしく」
「アレン・ウォーカーです。アレン、って呼んでください」
にっこりとアレンは微笑んだ。
エルも優しく微笑むと、トゥイの発動を解き、元の小型に戻ったトゥイの体を優しくなでてやった。
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ちなみにトゥイが傷つけば、エルの体も傷つきます。
2人は繋がっているので、主従が傷つけば、主も傷つくと言う事です。
葵様
はじめまして!
リボーンですか!何度か見た事はあります♪
また葵様の小説にもお邪魔させていただきます!!
トゥイは今回哀れです(・ω・;)
リナリーとエルを一時守る騎士となってもらいました((((
ありがとうございます!頑張りますvv