二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【D灰】 -時ノ少女- ( No.7 )
日時: 2011/03/08 21:48
名前: 筑紫 (ID: Th22uItU)

少し空色が悪い。そんな中、その女性はアクマに襲われていた。


(私……殺されそう?)


ぼんやりと女性はそんな事を考える。
''今日''のはずなのに''今日''じゃない''今日''に、女性は疑問を感じた。


(''今日''は''今日''じゃなかったの?)


そんな時、白髪の少年と金髪の少女は現れる。


「こんばんは、アクマ」

そして——アレンとエルはアクマの退治にかかる。


【第03刻】
 —巻き戻る町—

1軒のお店に入ってオレンジジュースをエルは飲む。
トゥイは床でミルクだ。憂鬱そうな顔をしながら、エルはこれまでの出来事を回想していた。

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その日、エル・アレン・リナリーはコムイに室長室に呼び出されていた。

「たぶんね、たぶん。あると思うんだよね、イノセンス。といってもたぶんだからね、たぶん。期待しないでね、たぶんだから。絶対じゃなくてたぶんだから。でもまあたぶんあるんじゃないかなー、ってね」
「わかりましたよ、たぶんは」


呆れ半分でアレンが言う。エルは苦笑しながらトゥイをなでる。


「なんて言うかね、巻き戻る町があるらしいんだ。同じ1日を何度も繰り返してる」
「何それ…なんかミステリアス」
「何馬鹿げた事言ってんだエル……」


その町には、エクソシスト以外は入れないため今回は3人だ。
その瞬間、リナリーがエルに抱きついた。


「エルーッ!!任務一緒ね!すっごく嬉しい!!」
「そうだねリナリー……その前に…ぐるじい…でず……」
「あ、ごめんなさい」

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「—ル…エル!」
「え?あ、ごめんなさい。ボーッとしてた」


エルはこしこしと目を擦った。
そして…アレンが持っている物を見て「それ何?」と聞いた。


「え?コレは絵ですよ?」
「「……」」


アレンが持っている紙には、どう見ても人には見えない物が描かれている。
言い辛そうな2人の様子を見て言いたい事を察したのかアレンは「すみません」と謝った。


「エル。…ごめん、私アレが人には見えないな……」
「ダメだよトゥイ。そんな事言っちゃ」


アレンはガツガツと食事を進めている。
そんな時、リナリーが言った。


「昨日退治したアクマは…確かにその女性に''イノセンス''って言ったの?」
「んむぐ…ひゃい(はい)」
「じゃあやっぱり、この町にはイノセンスがある確率が高いね。イノセンスがある場所には奇怪な事が起きるって言うし」


エルが言うと、アレンは口をもぐもぐとさせながらうなずいた。
エルは特に情報はなく、ただトゥイが「嫌な感じがする」と言った事くらいしかわからなかった。


「町の人たちは今日…10月9日をずっと繰り返してる事に、全く気付かないみたいよ。それにこの町に入った後、町の外に出てみようと思ったんだけど、どういう訳か気付くと街の中に戻ってしまうの」
「と言う事は……謎を解かないと外に出られないね」
「エル。トゥイは何もわからないんですか?」


アレンがエルの方を見る。エルは頷いた。


「今のところ収穫なし。ゴメンね」
「あ、別にいいんですよ」


アレンが慌てたように手を振った。それより、とアレンが続ける。
残りのオレンジジュースを飲みながら、エルはアレンを見た。


「何かコムイさん元気無かったですよね……?」
「…何か兄さん…色々心配してて働き詰めみたい……。最近伯爵の動向が掴めなくなったらしいの。''何だか嵐の前の静けさみたいで気持ち悪い''ってピリピリしてるのよ」

「嵐の前の……」


エルも少し不安になり、俯いた。
その時————


『時の少女〜〜♪見ぃっけぇ〜〜〜♪』
「!!」


バンッと机を叩いてエルは立ちあがった。
それにリナリーとアレンは驚く。


「エル?ど、どうしたの?」
「今……声が…」
「声?そんな物聞こえませんでし———」


ガチャァンッ、とアレンが持っていたフォークを落とした。
エルは変な汗を拭いながらアレンを見る。


「アレン。フォーク…落としたよ?」
「ッッこの人です!!エル、リナリーッッ!!」


3人の会話に聞き耳を立てていたその女性は、ばれた事に気がつくと、窓枠に足をかけた。
それをアレンが掴んで引き留める。


「エクソ……シスト?」←女性
「はい……」←アレン
「て言うか……何で窓から逃げるの…。普通は扉から……」←エル
「ご、ごめんなさい。何か条件反射で……」←女性
「…私のミルクこぼした……」←トゥイ(哀れ,)
「まぁまぁトゥイ…」←リナリー


とりあえず4人は席につくと、自己紹介をした。


「私はミランダ・ロットー。…嬉しいわ。この街の異常に気付いた人に会えて…」
「アレン・ウォーカーです」
「リナリー・リーです」


アレンとリナリーは紹介をする。
そんな時、自己紹介をしないエルに2人とトゥイは驚いた。


「……エル?」
「エル、どうしました?」


エルは気づかない。顔色が真っ青だ。
トゥイはエルの服をひっぱった。


「え?あ、ごめんなさい。エル・シュトラナーデです。よろしくね、ミランダ」
「よ、よろしく……」


上の空のエルを、トゥイは心配そうに見つめていた。


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葵様


いえいえ!
あ、いきなりの野郎ですいません(((

そうですよ!!
リナリーは可愛いのに格好いいんです!!((どっち
エシ戦…あぁ、リナリーの髪が…。


私もです!ツインテールリナリー大好きなんですよww




風様


トゥイ「∑哀…ッ!!?」

トゥイは哀れなお役目です♪
そうですよね…。
できるのにやらないから、皆に恨まれるんでしょう(((←


トゥイ「だ、だけどな…」

この子、自分でも♀か♂かよく分からなくなる子です^^;
一応♀設定なんですがね…(苦笑)

コメントありがとうございましたvv