二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ曲を好き勝手に解釈してみた ( No.33 )
日時: 2011/03/29 23:04
名前: 紫 ◆v9jt8.IUtE (ID: 6sz9.CTE)

 錯覚はあっと言う間で長かったりする。


#04 ただなんとなく、


 君に出会えた事とか、私が生まれた事、自分の家から独立した事、目に映る物全てを『奇跡』と塗り替えてみても、それとも心が移ろって、全てを『無意味』と勝手に意味づけてみても。
いつか、ここで生きていた事なんて忘れちまうから、ねえ?
 触れただけで狂える、儚い泡沫の日々をよく見ておこうと思うよ。


 からっぽのまんまに、からっぽなりに、終わりの無い、君の優しい錯覚を疑って、彼の手品を見てる隙に、あっと言う間に嫌いな所なんて消えちゃった。まあそんなもんだよ。あっと言う間に消えるもんさ。
 新しい私、こんにちは! さてそれじゃあどっかに遊びに行こうか!

 君も私も存在した、未来と過去の間と言う曖昧で儚い地点。今、その時間を味わって感じていますので。
 これから色々問題とかもあるんですが。いや、本当は無いかもなんですが。君と二人だから! なんて前向きな言葉は付け足さない。

 まあ、問題云々より、私はとにかく君と一緒に居たい訳だ。なぜかって? 大好きだからね。
 甘い言葉も要らない、手を繋がなくても良い。私は、平凡な日々を君と過ごして、適当に酒でも飲んでいたい。

 ——ただ、なんとなく。平凡な日々を君と笑っていたいの。
人生なんて、そんなもんだから。 



end / からっぽのまにまに