二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【リク曲】ボカロ曲を好き勝手に【募集】 ( No.424 )
- 日時: 2012/08/10 21:52
- 名前: 蟻 ◆v9jt8.IUtE (ID: hTgX0rwQ)
- 参照: リンちゃんなう! │ スレタイ通りだから蟻は悪くないきっとそうだ。
「うあー……リンちゃんなう」
#01 ぽつりと零れた名前
——リンちゃんが足りない。
ついー、と。
リンちゃんをぎゅーぎゅーしたいなー。じたばたするリンちゃん押さえ込んでぎゅーってぎゅーって抱きしめたい。その際に腕噛まれたりしたら最高。腕噛んでもいいよリンちゃん。どこでもいいから噛んでほしい。そしたらぼく絶対お風呂はいらない。
「ただいまあーっ」
はきはきしたリンちゃんの声っ! かわうぃいい! もう最高だなあ! あ、リンちゃんの姿想像するだけでよだれでてきた。
階段をダッシュして駆け下りると、リンちゃんが輝く笑顔でこちらを見ていた。ふわああああかわいい。
「ミクちゃんアイス買ってきたから冷やしといて」
買い物袋を手渡された。ぬおおーっ、どうしようどうしよう今ちょっと手ぇ触れちゃった! らっきー!
ぼくはたくさんのアイスを冷凍庫に押し込んでいた。どうせこのアイスも、カイトが全部食っちゃうんだろうなー。少し冷気にあてられて、興奮状態がおさまった。
それにしても買い物かあ。どうせなら僕も一緒に行きたかったなー。そんで何でもない顔で「デートだねー」って言ってみたりして純情なリンちゃんをめちゃくちゃに意識させたい。ふおう、たまらん。
それにしても暑い。アイス食べよう。
——リンちゃんが買ってきたアイスまじうまい。
アイスを食べ終わると、ぼくはソファをひとりで占領してケータイを弄っていた。
ある日のとてもかわいいリンちゃんを見たくて、ぼくはあんまり興味のないルカちゃんのメールを探していた。
それは、ぼくがリンちゃんに睨まれた日のお話。涙目になったリンちゃんの顔は、今でもぼくの頭のなかにいる。つまり超絶かわいい。
リンちゃんの頭はいつもリボンのカチューシャがついてるけれど、朝こっそりリンちゃんのリボンのやつを猫耳にすり替えてみた。ぼくはいつ気付くかなあなんて見ていたんだけど、気がついたときにはリンちゃんが居なかった。
その日の夕方、帰ってきたリンちゃんが猫耳カチューシャを握り締めて真っ赤な顔で睨んできた。あれは今でも反省してる。だがかわいい。
この写真は、ルカちゃんが会ったときにぱしゃっと写したらしい。ぼくは残念ながら写せなかったから写メで貰った。
「何みてんの?」
「ななな何も見てないよぬこリンリンなんてまさかふへへへ」
じと目リンちゃんがぼくに顔を近づけてきた!
どきどきしすぎて日本語発せてるか全然わかんない! だけどじと目リンちゃんかわいい!
「だったらいいけどねーっ」
スキップしてどっか行った。かわいいなあ、ああもう。