二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【リク曲】ボカロ曲を好き勝手に【募集】 ( No.432 )
日時: 2012/09/17 09:48
名前: 蟻 ◆v9jt8.IUtE (ID: lcUCuO5M)
参照: セリフの羅列と言う名の文字と行数稼ぎ

「それでもリンちゃんなう! むしろリンちゃんラブ!」


#06 ひやり、嘘と知った瞬間


 ——ずっと前から好きでした。

 絵文字も何もない、それだけの想いがこもったメールをリンちゃんから貰い、どきっとしたい。
 
 ——嘘つくなw

と、どきどきしながら咄嗟に出してみる。本当だったら、と九割ぐらい期待しながら、リンちゃんのメールを待っていると、

 ——バレた? でもこんなメール送れるの、君くらいだからさw

なんて、ちょっと女の子らしい姿も垣間見えるようなメールが返ってきて、更にどきどきする。私しか……っ! いないって……!? 
 恋人と同じぐらいの位置にたったかと思って、スキップしながら浮かれて歩こうと思ったら、「ルカちゃんメールきたよ(ロリンボイス)」というメールの着信音が流れた。

 ——もちろん嘘!

ときて、もう何も信じられなくなりたいという妄想。


「あー、リンちゃんなう」

携帯で、ついーと。

「ルカちゃんっ」
「何でミクなのー?」
「言っておきなさい、今日は自慢するだけに来たんだから」
「自慢なんて聞きたくないわよー」
「じゃんじゃじゃーん、ほら見て、リンちゃんのぱんちゅ……っ噛んだ!」

リンちゃんの純白パンツ。前のりぼんがまた可愛らしい。

「じゃない、盗んだの? 変態」
「まだ何も言ってないよね!」
「でもちょっとにおいかぎたい」
「変態だ! でも同感!」

リンちゃんのいいにおいをかごうとしたら、ドアが勢いよく開かれた。

「みぃいいいいくちゃあああん? パンツ返してよぉぉ?」

リンちゃんがぶち切れてる……可愛い。ミクはすかさず私の後ろに隠れた。バカじゃないのこの子。

「何、ルカちゃんもグルなわけ?」
「え、ちょっいやああああああ!」


 ——ちゃんちゃん。



end / リンちゃんなう!