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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 恋するVOCALOID ( No.8 )
- 日時: 2011/03/09 23:29
- 名前: 可憐 (ID: bG4Eh4U7)
∇【素直な気持ち】(ルカ×カイト)
「ねぇ、何でカイトはそんなに頼りないのっ?」
「そんな事言われても…ね?」
————本当に頼りない。
いつもアイスばっかり食べて、何でのほほんとしているわけ?
男らしくないわ。
こう、男ならバシッと…
「強くいられないの?」
そうよ、もっと女の子一人守れるぐらい力が無いと———…。
するとカイトが何かを悟ったように、ガラリと表情を変え、私の目の前に立った。
「なっ…何よ?」
さすがに、自分より何センチも高い男性に見下ろされると怖気てしまう。
「ルカ…」
カイトは私の名前を呼ぶと、ギュっと強く抱きしめた。
「へ……?」
私の間抜けな声が、部屋に響く。
「俺、ルカのこと………誰よりも大好きだよ」
そう耳元で囁く、カイトの言葉と声に心臓がトクンと高鳴った。
カイトが……私の事を……?
「………私も、よ」
恥ずかしくて小さめに言い返すと、カイトは私を抱きしめながらクスリと笑い、
「やっぱり、ね…」
再度囁いた。
(バレていた、君を想う気持ち)
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