二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: どうぶつの森 ホヒンダ村だより—どうして私は—お知らせ発表 ( No.241 )
日時: 2011/04/15 19:44
名前: 麗 ◆AUKKRecP3g (ID: tD0DWUhQ)

ども!えっと・・・。はい、全然更新してないですね、
今思いました((オソ
てことで・・・書きます!



第23話[*+ 素直 +*]



どうしよう。

あたし———何やってるんだろう。
佐奈を泣かせて———。

最低だね。


もうあたしには・・・、居場所がない。

どうしたらいいの?


「あぁあ・・・」


1つ小さなため息をついて、あたしは立ち上がった。

———って言っても。
自分の返ってくる返事は、「何処へ行けばいいの———?」
という返事ばかり。

ずっと・・・同じことばかり
質問して答えている。


<誰かが来たようです!>


・・・誰か来たって、あたしの心は変わらない。
誰にも———。


「あれー?さよりん、うずくまってどうした?」


見えたのは、コタロウ。


「コタロウ・・・」


優しい、目。
あたしを包んでくれる、この目。


「うずくまって、腹痛いの?」


相変わらず容赦ない(?)けど。


「あぁ・・・。別に。」


「や、別にじゃなくて何かあったのか?
あったらかまわず言えよ。」


「・・・あのさ。」


顔を上げて、ゆっくりと話し出すあたし。
不思議だね。さっきは変わらないなんて言ったのに———。


   *


「へぇー。大変だね」


「大変に決まってるじゃん!」


コタロウは普通に溶け込んでくれて、
優しく答えてくれた。

だけど優しすぎて一瞬困ったけど・・・。


「じゃあさ。素直に謝ったら?」


「え?素直に?そんなのでいいのかな。」


「佐奈ならきっと分かってくれるよ。
さよりんだって反省してるでしょ?」


素直———。
あたしはあたしらしく———って、こと?


「分かった!あたしがんばるよ!ありがとう、コタロウ!」


「ううん。がんばってね!」


優しいコタロウ———、好き。
いつまでもこんなコタロウだったら・・・。

あたし、いつまで想ってるんだろう。


「じゃ!」


「うん!」


あたしは、想ったよりも早く走れた。


そう、素直な気持ちを伝えるために———。

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