二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ短編集〜僕らの物語〜NO,3 ( No.37 )
日時: 2011/03/12 22:44
名前: あかっち ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)

みそらリク


「お疲れ様、鬼道」



部活が終わった帰り道。



私は鬼道と一緒に帰宅途中。



「ああ・・・」



何か元気が無い。どうしたんだろうか。



何気なく近づいて手に軽く触れる。



自分は『超能力者』



手に触れれば相手の考えている事が分かる。



盗聴みたいになっちゃうからあまり使いたくないんだけど・・・;



鬼道は私の中で、誰よりも大切な人だから。



『・・・久しぶりに二人だけか。ドキドキして、いつもの様に喋れない///』


「ッ!」



・・・頭の中、フリーズ。



鬼道も、そんな事思うんだ・・・



「どうしたんだ?急に立ち止まって。」



声をかけてきた。



あ、立ち止まってたんだ、私。



「ううん。ちょっと考え事。何でも無いよ」



「・・・そうか」



そう言って歩き始める。



心の中であんな事考えてても外からだと全く分からない。



さすが、ポーカーフェイス。



鬼道の事を褒めながら(?)追いかけた。


:::::::::::::::::::::::::::::


しばらく歩いていて、もうすぐで家、という所だった。



その間、無言。



・・・正直言って歩きづらかった;



何考えてるか知りたいけど、いきなりあんな事分かったからちょっとね///


「なあ」



やっと話しかけてくれた・・・!



「何?」



少し微笑みながら返す。



「・・・お前って、本当に笑った事ないだろう」



「はあ?」



「だから、心から笑った事無いだろう。なぜだ?」



そう言われて考え込む。



小さいころから世間の本音が見えた私。



怖くて、自分の本性を隠すようになっていた。



もう、これが『普通』になっている。



「さあ・・・どうしてだろうね?」



「・・・分からないのか;」



「そんな事言われてもね」



「じゃあ、本題。」



今までのは本題じゃなかったんだ;



「氷歌は、俺のことどう思っている?」



「・・・・・へ?」



つい、間の抜けた声を出してしまった。



そりゃあ・・・『好き』だけど、そんな事言えないじゃないか///


「じゃ、じゃあ。鬼道は私の事どう思ってるの?」



「俺は・・・お前の事が好きだ」



はい?



「ごめん、もう一度」



「何度も言わせるな///好きだ」



「ふーん、そっか・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「えぇぇぇぇ!!」



「そんなに驚くか;」



「当たり前だっ!え、マジ?」



「マジ。キャラ崩壊してるぞ」



「あ・・・コホン。」



「俺は言ったぞ。お前は?」



「私は・・・明日言うっ!おやすみ!」



「は?おいっ!」



家に着いたのを口実に、その場から逃げましたw



「だって、あんな所で言える訳ないじゃん!でも・・・」



明日、ちゃんと言うよ?



『大好き』って。


<大好きな貴方へ>
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へい!駄作☆
氷歌のキャラ、「未来を知る少女」参考にしました^^;
いや、作者自身分からないからね?こういうタイプ;
書いてる自分が恥ずかしく・・・弱いね、うん。
ギャグっぽくなり、超能力の事がなかなか書けなかったし(泣)
みそら!リクサンキュー♪